日持ちするコンビニのパンやおかず、保存料やpH調整剤等で実現

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

不気味なほど腐らず、長い日持ちのコンビニ食に疑問を持ったことはありませんか?

・なぜ、コンビニで買ったパンやおかずは日持ちするのだろう?

・保存料無添加って書いてあるのに日持ちするってどういうこと?

この記事はこんなことを考えている方のために書きました。

コンビニで買うような出来合いの食べ物の多くは、日持ちを長くするために食品添加物が使用されています。

この記事を読めば、「保存料無添加」などの表示に騙されない、食品が日持ちする本当の理由を理解することができます。

食べ物が傷んで腐ることは当たり前の自然現象です。

なるべく日持ちを長くするという行為は、「人間の人間による人間のため」に行われます。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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日持ちを長くするお薬3兄弟

基本的にコンビニなどで購入する食品の日持ちが長いのは、食品添加物が入っているからです。

その中でもよく目にするのが保存料pH調整剤ビタミンです。私はこれを、日持ちを長くするお薬3兄弟と呼んでいます。

保存料

ソルビン酸や安息香酸類など、微生物による腐敗、変敗を防止することにより、食品の保存性を向上させる目的で使用される食品添加物です。

pH調整剤

食品の酸性、アルカリ性を調整して、品質を良くする目的で使用される食品添加物の一つです。

最近では、上記の保存料が健康上問題があると指摘され、その代わりとしてpH調整剤が使われています

ビタミン

空気中の酸化によって起こる食品の品質低下を防ぐ目的や、日持ち向上目的で使用します。

ビタミンなら健康によいと思われるかもしれませんが、食品に入れるビタミンは人間が化学的に作り出した合成ビタミンで栄養摂取の目的ではありません。

これら3つの使用目的を見ても分かるように、「日持ちを長くする=微生物による腐敗や酸化などによる品質低下を防ぐ」ために添加物は使用されます。

私達はあまり口にしたくはありませんが、食品を作る企業は自社製品によって消費者の健康を害さないために敢えてこれらを使っているのです。

保存料無添加という安心感

おにぎりや弁当やおかずやパン等、コンビニなどに見られる出来合いの食品の多くは、「保存料無添加」と表示されています。

ツナマヨや明太子など微生物が繁殖し、腐りそうなものも多いのになぜ?と思われるかもしれません。

理由は、前セクションで書いたお薬3兄弟の中で保存料を使っていないだけです。

pH調整剤や合成ビタミンなどは普通に使われています。

しかも、これらは保存料よりも菌を抑える力が弱く、複数を組み合わせて使用されるため、保存料単体を使う場合に比べて使用量が増えます。

「食品添加物」や「保存料」といった言葉は、私達消費者にとてもネガティブな言葉です。

例え使用していても、自社製品からこれらの言葉を連想させないように企業は一生懸命なのです。

その点「無添加」は、企業にとってとても都合のよい言葉です。

pH調整剤や合成ビタミンの食品添加物を使っていても、保存料さえ使っていなければ「保存料無添加」と表示出来るのですから。

~関連記事~

無添加についての考え方は、「オーガニック食品は無添加?今さら聞けないオーガニックと無添加の違い」で解説していますのでご参考下さい。

 

 

食品表示から判断が難しい場合も

コンビニでおにぎりやぱん・弁当を買う時に、一応、何が含まれているかを確認するために、表示ラベルを見る方も多いと思います。

しかし、その表示を見て、食品に入れられた全ての材料が記載されているとは限りません

例えば下の写真。

色んな添加物が含まれていますが、今日は、「日持ちを長くする添加物」に限った話なので他を無視し、赤いアンダーラインを見て下さい。

この表示の中で、先程お話したpH調整剤が含まれています。

「あ~、pH調整剤が入っているんだな~」

と思われるかもしれませんが、具体的に使用した物質は省略されてあります

実は、pH調整剤として使われる化学物質には、リン酸クエン酸フマル酸など数十種類が認可されていますが、これには一括表示が認められています(全てを個別に記載する必要がありません)。

この表示では、pH調整剤にどの化学物質が何種類入っているのか分かりませんよね。

この表示はまだマシな方で、「pH調整剤」とさえ表示しないケースもあります

その代わりに「酸味料」だったり、「調味料(アミノ酸等)」の「等」に含ませたりして、消費者をますます混乱させています

私達は、保存料不使用と謳いながら「調味料(アミノ酸等)」に含め、日持ちを長くしている食品を日常的に購入している可能性もあるのです。

パンが日持ちするか実験してみた

ママたちに添加物の講義をする管理人

2019.4にお店で0~2歳の子育て中のママを対象に、私の経営するお店「やさいの庭Chiisanate」で食品添加物の講座をしました。

狙いは、日頃食べるパンやおにぎりには、食品添加物が使用されていることを実感してもらうことです。

実験内容とその結果

X社(保存料含むパン)とY社(保存料含まない無添加パン)の食パンを購入して、同じ日に開封し冷暗所に保存します。

このとき、2つのパンの製造年月日や消費期限は同じものです。

結果は下の写真のとおりです。

右のY社の無添加食パンは、カビの発生を抑えられず異臭を放っていました。

しかし、同じ日に製造し同じ日に開封した左のX社の食パンは、ほぼカビが発生せず、匂いもさほど気になりません。

この食パンをママ達に見てもらうと、講座に参加した皆さん、一様に驚いた様子。

X社の添加物(保存料)が含まれているパンは、特別なお店に置いてあるものでなく、皆さんの近所のスーパーに必ず置いてある食パンです。

このようなパンが自分や、大切なお子様の口に入っているとしたら、、、

少しぞっとしますよね。

忘れてはならない製造現場の衛生環境

この実験では、保存料(添加物)がカビの発生を抑え、日持ちを長くしているように見えます。

もちろん、それが一番の原因でしょう。

しかし、カビの発生や日持ちの長さは、作られる製造現場の衛生環境にも大きく左右されます

仮に、X社が保存料を使わなくても、無菌室のような衛生環境が非常によい場所でパンを作っていればある程度、日持ちは長くなります。

逆にY社の無添加パンは、一般の家庭台所と同じ衛星環境で作られた可能性もあります。

自宅で作るパンがかびやすいのは、保存料などの食品添加物が含まれていないことと、無菌室のような衛生環境が良い場所で作られていないからだと思います。

日持ちを長くしている要因が、全て食品添加物だとは断定は出来ないことを覚えて置おいて下さい

まとめ

コンビニなどで購入する食品の日持ちが長いか、お分かりいただけましたか?

 

保存料やpH調整剤のような食品添加物が、大きな役割を果たしています。

そしてこれらは、必要性があって使用されます

製造者、販売者、消費者が必要だと容認しているから、様々な食品に添加物が使われているのです

 

⇒⇒皆が容認して添加物が必要悪になっていることを、「子添加物の子供への影響は気にしない?味覚破壊と過剰摂取が怖いです」で紹介していますのでご参考下さい。

 

 

日持ちを長くする食品を購入するぐらいなら、何も入っていない鮮度良いものを買ってすぐに食べる

私はこれが一番だと思います。

あなたはどう思いますか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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