カロリーゼロ食品の健康への影響が、気になっている方向けの記事です。
記事の前半では、カロリーゼロを実現させている添加物(甘味料)の影響について。中盤では、企業が甘味料を使う理由を。
後半では、甘味料の回避方法などについて解説します。
✔本記事の内容
✔記事の信頼性
この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。
オーガニックと食に精通した僕が書く記事なので、記事の信頼性は高いと思います。
この記事の目次
【甘味料(添加物)に要注意】カロリーゼロの健康への影響は?
「カロリーゼロ」とは、いかにも体にいい食品のように聞こえます。
しかし例えカロリーゼロでも、気をつけなければやがて、甘味料に支配された身体になってしまいます。
・カロリーゼロの代償は強い依存性と味覚障害
結論から言えば、カロリーゼロ食品の健康への影響は2つあります。
本記事では「発がん性」など、化学的根拠の乏しいことには触れず、明らかに分かっている2つを解説します。
⇒甘味料は麻薬同様の依存性の高い添加物
甘味料にはコカイン以上の依存性があり、快楽物質が脳から分泌されます。
甘味料に慣れ過ぎると、甘いものを口にしていないとイライラしたり、落ち着きがなくなったりします。
甘味料は口にすると一気に血糖値が上がり、しばらくすると、血糖値は一気に下がり通常に戻ろうとします。
ここが、野菜や果物から摂取する天然の甘みと異なる点です。
これを繰り返すと糖質中毒となって、糖が切れると、まるで麻薬が切れた中毒患者のように精神的に不安定になります。
最近のキレる子供も、甘味料が関係していると言われています。
なので、子供には甘味料の入ったジュースやお菓子を、与えすぎないことが大切です。
⇒甘味料は強い刺激で味覚障害の危険がある添加物
甘味料は、普通のお砂糖の約200〜700倍も甘みが強いのが特徴です。
人間の舌は甘みの強いものばかり食べていると、味覚を感知する舌の「味蕾」にある甘みセンサーが鈍ります。
味覚が大人より敏感な子供には、甘味料の刺激は強すぎます。
僕たちは、お菓子やジュースなどによって、子供の頃から甘味料の影響を受け味覚障害を患っているのです。
味覚障害の具体的な症状は、以下の記事でまとめていますのでご参考下さい。
・企業はなぜ甘味料という添加物を使いカロリーゼロにするのか?
人工甘味料は砂糖のように自然界に存在するものではなく、人が化学的に砂糖の代わりに作り出した甘み物質です。
以下で、企業の甘味料戦略について解説しますネ。
⇒人工甘味料を使うメリット
企業(製造者)は人工甘味料を使う理由(メリット)を、以下のように説明します。
この他にも、消費者ニーズが考えられます。
世の中の健康志向の風潮にも見事に合致し、糖分控えめと謳えば消費者が喜んで買ってくれるのです。
こんな理由で、甘味料は様々な食品に使われています。
⇒【経験談】添加物に対する問合せの答えは予め用意
「アスパルテーム」、「ネオテーム」、「スクラロース」、・・・etc」数え切れない人工甘味料があります。
甘味料について巷では、脳神経への影響や強い毒性、発がん性など色々と噂されています。
心配になりますが、国で定められた基準があるため、これらを食品から摂取してもすぐに身体に影響はありません。
心配な方は、企業の問い合わせてみてください。
マニュアルを読んで回答しているように、どの会社も、
と答えるはずです。
なぜ、僕が、このように言い切れるのか?
それは、かつて僕が添加物を大量に使う会社で働いていたからです。
企業は、添加物の問合せについて、このように予め答えを用意しているのです。
甘味料は性質上、注意して避けるべき添加物
お菓子や清涼飲料など、甘味料は子供の頃から、日常的に体内に入り続けるものです。
この性質を考えると、味覚障害はもちろん、本当に、体に害を及ぼすこともあるかもしれません。
・甘味料は使用禁止になることもある添加物
過去に、発がん性が認められるということで、使用が突然禁止された甘味料がありました。
※気になる方は「チクロ 甘味料」と検索してみて下さい。
添加物については、まだ、多くのことが分かっておらず、他の国では禁止されていて日本は使用しているものや、その逆もあります。
先ほども書きましたが、甘味料は他の添加物と違い、かなり強い依存性があるため、子供の頃から体に入れている方が多いと思います。
突然、使用禁止になっても、それを、今まで体に取り込んでいた方はどうなるのでしょう?
このような理由から、子供の頃から出来るだけ甘味料は避けておいた方がいいでしょう。
・【見分け方】カロリーゼロの強調商品は甘味料を含む
甘味料が入った食品を、原材料の成分を見ずに避ける方法があります。
それは、「カロリーオフ、ノンシュガー、糖質○○%カット」など書いてあり、それを積極的にPRしている食品を避けることです。
甘みがない食品が美味しいわけないので、企業(製造者)は砂糖を入れずに、その代わりに人工甘味料を使っているのです。
また、甘味料が入った食品には、上画像のように必ず、「甘味料(○○、□□、、、、)」といった記載がありますので、こちらも確認した方がいいでしょう。
人工甘味料はお菓子から始まり、ジュースやハム・ソーセージ、ビール、カップ麺など様々な食品で使われています。
まとめ:甘味料を意識するだけで健康は守られる
僕は、原則、「食品添加物はリスクを管理しながら、付き合っていこう」という考えでいます。
参考:食品添加物との上手な付き合い方【リスク管理で危険性を緩和しよう】
しかし、甘味料のような子供の口に入りやすい添加物については、他の添加物より注意が必要です。
なぜなら、幼いころからお菓子やジュースで継続的に長期に、摂取する可能性が高い添加物だからです。
でも、恐れることはありません。日常の買い物の中でちょっぴり、甘味料について意識した消費活動を行えばいいだけです。
ちょっとした意識の差が、将来のご自身や家族の健康を守ってくれるはずです。
ここまで読んでくれた熱心なあなたのために、甘味料について、分かりすく解説されている良書を3つ紹介しておきます。
気になる方は、読んでみるのもいいかと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。