添加物の使用は悪くない?食品添加物のメリットも知っておこう

本記事のテーマ(説明画像)

食品添加物を使用するメリットや、使用が悪くない理由を調べている方向けの記事です。

記事の前半では、食品添加物を使用するメリットについて。後半では、食品添加物を学ぶ意味などについて解説します。

✔本記事の内容

●添加物の使用は悪くない?食品添加物のメリットも知っておこう
【添加物は悪くない?】食品添加物を使うメリットも知っておこう(説明画像)
●食品添加物のメリット・デメリットを学んで賢い消費者になろう
食品添加物のメリット・デメリットを学んで賢い消費者になろう(説明画像)
●添加物は悪くない?判断するのはあなたです
添加物は悪くない?判断するのはあなたです(説明画像)

✔本記事の信頼性

この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。

オーガニックと食に精通した僕が書く記事なので、記事の信頼性は高いと思います。

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添加物の使用は悪くない?食品添加物のメリットも知っておこう

一般的に、食品添加物と聞くと「体に悪い」、「危険だから避けよう」と思う方が多いと思うのですが、本当にそうなのでしょうか?

この章では、否定されがちな食品添加物のメリットについて考えていきます。

・代表的な食品添加物の種類と使用目的(会社の主張)

結論から述べれば、食品添加物の使用は必要悪です。

なぜなら、使用しない方が当然いいのですが、使用しないと、様々な立場の方(製造者、販売者、消費者)が困るからです。

ここでは、添加物が担っている役割について、代表的な添加物をざっくりと解説します。

保存料:食品の腐敗、変色、味の変化を引き起こす原因となる微生物の増殖を抑え、保存性を高める食品添加物です。

甘味料:甘味料を使用すると、砂糖を使用するよりも保存性が高まるため、菓子や飲料など多くの食品に使用されています。

着色料:食品の持つ自然の色あいを維持することが難しいため、人工的に色を調整して美しく見せるために、着色料が使用されます。

香 料:食欲を刺激するために、風味の落ちた香りを復活させ、香りを増強するために使用されます。

添加物を使用する会社から言わせれば、微生物の繁殖を抑えたり、保存性を高めたり・・・・

全てはお客様のために」と言っても過言ではありません。会社は「添加物の使用は悪くない(必要)」と思っているのです。

・【添加物は悪くない】食品添加物を使用するメリット

ここでは、先程解説した4つの代表的な添加物について、使用するメリットを個別に解説します。

注)中には、ハムやソーセージのような多種多様な添加物使用で、「悪くない」とは言い切れないものありますのでご注意を!

参考:ハム・ソーセージは添加物漬けで体に悪い!元社員の私が告白

⇒保存料(食品添加物)を使うメリット

保存料がなかったら単純に腐りやすくなるので、買ってその日に食べるくらいの気持ちが必要です。

もしかしたら、食品製造者が製造してスーパーにその製品が並ぶ頃には、変色や腐敗が進んでいるかもしれませんね。

消費者だけでなく、販売者もすぐ腐るような製品は困るわけです。

保存料を使うメリットをまとめると、以下のようになります。

・製造者:作った食品を日持ちさせることで、廃棄が減り多く売れる

・販売者:納入した食品を日持ちさせることで、廃棄が減り多く売れる

・消費者:購入した食品を、「すぐに食べなくても大丈夫」という安心感

⇒甘味料(食品添加物)を使うメリット

企業側の目線では、お砂糖を使って製品を作る代わりに甘味料を使った方が、製造コストが大きく下がり大量に作ることが出来ます

スーパーやコンビニに並ぶ清涼飲料のほとんどに、甘味料は使われています。

なので、甘味料を使わないと、私達が購入する清涼飲料水などの食品は、値段が大きく跳ね上がるでしょう。

甘味料を使うメリットをまとめると、以下のようになります。

・製造者:製造コストを下げ、販売者や消費者の期待に応えることが出来る

・販売者:安く納入した食品に利益を乗せて販売しやすくなる

・消費者:食品を安く購入することが出来る

⇒着色料(食品添加物)を使うメリット

食品の製造、加工時に色をつける目的で使用されます。

食品は見た目が命で、色の悪い食品は誰も購入してくれません。

例えば、ピンク色のかまぼこは、ピンク色が入ることによって美味しそうに見えますよね?

私達は知らずのうちに、視覚的美味しそうなものを選んでいます。

着色料を使用しなければ、見慣れない食品がたくさん並ぶでしょう。

販売者も見た目が悪くて売れ残るより、見た目がよくたくさん売れることを望んでいます。

着色料を使うメリットをまとめると、以下のようになります。

・製造者:消費者受けする食品を作ることが出来る

・販売者:消費者受けする食品を販売することが出来る

・消費者:見た目が綺麗で見慣れた食品を購入できる

⇒香料(食品添加物)を使うメリット

例えば果物をジャムやジュースに加工すると、その加工過程で果実本来の香りが壊れてしまいます

その壊れた香りを補うために香料を入れますので、香料がなければ香りの薄いジャムやジュースになります。

また、炭酸飲料には元々、香りがないため、香料がなければ子ども達は喜んで飲まないでしょう。

香料を使うメリットをまとめると、以下のようになります。

・製造者:香りを損なわず安く・効率よく製造することが出来る

・販売者:消費者受けする安い食品を販売出来る

・消費者:美味しい食品を安く購入することが出来る

食品添加物のメリット・デメリットを学んで賢い消費者になろう

ここまでの内容で、食品添加物を嫌っている消費者も、日常生活の中でしっかりと添加物の恩恵を受けていることが分かったと思います。

・結局、食品添加物が使われる理由は?

結局、食品添加物は、製造者、販売者、消費者が求め容認しています

冒頭で僕は、「食品添加物は必要悪」と書きました。

その理由は、身体に悪いと誰もが知っているけど、結局、添加物が使用されるのは、すべての者(製造者、販売者、消費者)が恩恵を受けているからです。

このような理由から、日本で添加物が一切入っていない食品を探すこと自体、相当な時間がかかります。

例え見つかったとしても、価格は今よりも随分高くなるのが当たり前です。

もし、添加物を少しでも減らした生活がよければ、以下の記事も参考になるかと思います。

・食品添加物のデメリットも理解しておこう

食品添加物のデメリットは、大人よりも確実に子供の方が多くあります

個々の添加物は基準に沿って使用されるため、「食べたら癌になる」といった危険性は心配しなくていいでしょう。

しかし、味覚障害や過剰摂取(摂取量超過)には注意して、添加物と付き合う必要があります。詳細は以下の記事で解説していますのでご参考下さい。

・食品添加物を学ぶ【おすすめの本6選!】

食品添加物について、正しい知識を得ることは重要ですが、ネットではなく書籍から得るのが望ましいです。

なぜなら、ネットでは実名は非公開で責任のないことを言って方が多いからです。

このため僕は、実名や出版社が公表され、いつでも問合せできる書籍の方をおすすめしています。

そしてもう一つ重要なことは、食品添加物の完全反対派や、ゆるい反対派賛成派など、様々な意見に目を通すと、添加物の知識も一層、深まります

以下に挙げる6つの本を一通り読めば、添加物のことについて随分詳しくなるはずです。

いずれの本も、難解な言葉抜きで分かりやすく書かれてあり、おすすめできます

✔添加物を勉強するのにオススメする良書6選

>>食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

>>食品の裏側2 実態編: やっぱり大好き食品添加物

>>お母さんのための「食の安全」教室

>>Dr.白澤の ゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品

>>「安心な食品」の見分け方 どっちがいいか、徹底ガイド

>>まんがで簡単にわかる! 日本人だけが知らない汚染食品~医者が教える食卓のこわい真実

まとめ:添加物は悪くない?判断するのはあなたです

結局、「添加物が悪いか、悪くないか」を判断するのはあなた次第です。

 

上記のような本を読み漁り、様々な意見に耳を傾けて情報を収集した上で、ご自身の答えを見つけて下さい。

このブログでも、食品添加物について様々な情報を提供しているため、参考になると思います。

 

リスクがゼロの食品は、世の中に存在しません

 

自分やご家族の健康を守るためにも、「リスクを管理しながら食品添加物と上手に付き合っていく必要がある」と僕は思うのです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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