野菜の選び方を間違っていませんか?色の濃い野菜は栄養価が高い?

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

あなたは、「緑の濃い野菜=栄養が高く美味しい」と思っていませんか?

・野菜を選ぶときには、栄養価が高そいうな濃い緑色のものを選んでいる。

・野菜をたくさん食べれば身体によく健康になれると思っている。

この記事はこんな事を考えている方のために書きました。

有機農家は、世間とは逆で「緑色の薄い野菜=健康に育った美味しい野菜」と思っています。

記事を読めば、今まで信じていた野菜を選ぶ常識が間違いなく覆ります。そして、家族のために安全な野菜を選ぶ目を養えるでしょう。

世間では常識と思われていることが、実は非常識だったりする今の世の中。

その中の一つが、今日お話する野菜の話です。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

スポンサーリンク




野菜はヘルシーで身体にいい?

最近、何かと「野菜を食べて健康になろう」みたいな風潮がありますが、本当にそうなのでしょうか?

外食をするとき、スーパーで買い物をするとき、職業柄色んな野菜を食べたり見たりするのですが、私はどうしても「野菜はヘルシーで身体にいい」とは思えません

不健康なメタボ野菜

あなたも「メタボ」って言葉、どこかで聞いたことがあると思います。

そう、よくおじさん達が健康診断で言われるあの「メタボ」です。

人間は食べすぎて運動しないと体の内部に脂肪がたまり、それが高血糖や高血圧など病気の原因となりますよね。

実は、野菜もそれと全く同じです。

農家の願いは、野菜をできるだけ早く、できるだけ大きくに成長させることです。

そのためには、肥料をたくさん与える必要があります

必要以上に肥料を吸収した植物は、肥料の養分を体の中で消費しきれずに溜め込んでしまいます

このような野菜を、メタボ野菜と呼びます。

メタボ野菜を食べるとどうなるのか?

肥料成分が過剰に植物体内に取り込まれたメタボ野菜について、さらに詳しく解説します。

植物の成長に必要な肥料は、ご存知のとおりN(窒素)で、農家が作物に与える肥料の主成分です。

この窒素成分が植物体内に取り込まれると、硝酸態窒素という形で溜め込まれます

ざっくり言えば、人間のメタボの原因は身体に溜め込んだ脂肪、野菜の場合は体内に溜め込んだ硝酸態窒素ということです

それでは、硝酸態窒素の何が問題なのでしょう?

硝酸態窒素は硝酸塩とも言われますが、実はハムやベーコンなどの発色剤として利用されています

過剰摂取は、発がん性や酸欠などの健康を害する恐れのあるものです。

発がん性の恐れが指摘されているので、食肉加工業界では国が定めた基準を守って過剰な硝酸態窒素が食品に含まれないように細心の注意を払って使用します

しかし、野菜に含まれる硝酸態窒素はそのような基準がないため、言ってしまえばいくらでも、野菜の中に留まって販売されているのです

このように、メタボ野菜のような不健康な野菜を食べている限り、人間が健康になるはずがなく、むしろ害の方が大きいのです。

海外では、小さい赤ちゃんが硝酸態窒素が過剰に含まれた地下水汚染の水を飲んで亡くなる事件が起きています(ブルーベイビー症候群)

硝酸態窒素の危険性や汚染の原因は、環境省の資料にも詳しく説明されていますので興味のある方は以下の資料をご参考下さい。

「未来へつなごう 私たちの地下水 〜気づいてますか?硝酸性窒素汚染」

メタボ野菜はまずい

メタボ野菜は身体に悪いのみならず、不味いのも特徴の一つです。

最近の野菜は苦く、えぐみがありませんか?

この苦味やえぐみの原因は過剰な窒素肥料のやり過ぎによるもので、硝酸態窒素が関係しています

結局、子供の野菜嫌いの原因は、このような不味い野菜を作っている農家が原因ではないかと私は思っています。

また、野菜の中に硝酸態窒素が増えると、野菜の糖度が下がり甘みを感じなくなります

野菜を早く大きくしようとする農家の欲→肥料をたくさん与える→野菜は必要以上に肥料を取り込む苦味やえぐみがあり、なおかつ、甘みも感じない極めて不味い野菜になる。

結局、最近の野菜はこのような悪循環に陥ってまずくなっています。

~関連記事~

子供が野菜嫌いになる原因を「なぜ子供は野菜嫌いになるのか?2歳の子供が教えてくれたその理由」で紹介していますので、ご参考下さい。

不健康な野菜を見分けるには

ここまで、不健康なメタボ野菜について書いてきました。

ここまで読んでくれたあなたは、そのような野菜を避けたい(買わないようにしたい)と思ったはずです。

購入して、口に入れるまで、不健康なメタボ野菜は分からないのでしょうか?

いいえ、購入する前にで口に入れなくても、ある程度不健康な野菜は判断できます

お店では以下の2点を注意して見て下さい。

緑色が濃くないか?

野菜の色の濃さは、もちろん品種の違いもありますが、多くは栽培時に与える窒素肥料の多さで変わります。

実は、窒素肥料を与えれば与えるほど、葉の緑色は濃くなっていきます

作物に肥料を与えることは、悪いことではありませんが、問題は作物が必要としている以上に、肥料を与えすぎることです。

成長に使われず、余った硝酸態窒素が多く残った野菜は、葉や果実の色が濃い緑色になります

ひどいものになると、濃い緑というより、どす黒い緑色になっています

このような色の、ほうれん草や小松菜等の葉物、ピーマンのような果菜類を選んではいけません。

具体例は下の小松菜の画像を御覧ください。

私(Chiisanate)が作った左の小松菜と、一般のスーパーで買った右の小松菜の色は、明らかに右の方が緑が濃いです。

スーパーの青果コーナーでは、「左のような淡い緑色の野菜を選びましょう」ということです

極端に大き過ぎないか?

バカでかい白菜やたまねぎ、じゃがいもがスーパーや直売所で売られているのを見たことがありませんか?

何でそんなにでかくなるの?

ちょっと不気味なくらい、大きな野菜が売ってあるのをよく目にします。

実はこれも、肥料の与え過ぎが大きい野菜です。

自然に任せて必要最低限の肥料しか与えない野菜は、とても小さくなります。

小さいですが、肥料で成長を急がせず、ゆっくりと育つため味わい深い野菜になります

当然、肥料が少ないため、硝酸態窒素含有量は少なく、メタボ野菜ではありません

「できるだけ大きい野菜を買った方が得」ではなく、じっくり・ゆっくり育った小さい野菜を選ぶようにしましょう

不健康な野菜は農薬が必要

ここまで、農家が肥料を野菜にやり過ぎると硝酸態窒素が溜まり、野菜が不健康で不味くなる話をしました。

そして、そのような野菜を見分ける方法を解説しました。

最後に、もう一つ重要な情報があります。

それは、不健康なメタボ野菜は虫が大好きということです。

私は学者ではないので、分子レベルの詳しいメカニズムは分かりませんが、大方以下のように考えられています。

・肥料をやり過ぎると硝酸態窒素が野菜の体内に溜まる。

・野菜は余分な硝酸態窒素をガスとして空気中に放出しようとしますが、このガスにも虫が寄ってくる。

要するに、肥料の与えすぎ→野菜に硝酸態窒素が溜まる→それを目がけて害虫がやってくるのです。

それでは、問題です。

「害虫がやってくる」の後は何が行われるでしょうか?

勘のいい方は気づいたはずです。

農薬を散布して野菜を害虫から守るのです。

害虫が野菜を食べることができないくらい攻撃するのは、そのような不健康なメタボ野菜を人間が食べないように排除してくれているのです。

私達農家は、そのような不健康なメタボ野菜に、あえて農薬をかけて害虫を退治してます

そして、そのような野菜を購入するのが、そのようなことを何も知らない消費者です。

虫食いもない綺麗な緑色の濃い野菜は、不健康なメタボ野菜で農薬がたくさん使われている証拠なのです

~関連記事~

私がお店で使う野菜作りで化学肥料を使わない理由を、「化学肥料のデメリット~私が化学肥料を使わない理由~」で紹介していますのでご参考下さい。

まとめ

いかがでしたか?

 

★野菜は色の濃い緑より、淡く薄い緑の方がいい

★大きい野菜より小さい野菜の方がいい

など、世間で言われている事とは全く逆のことを書きました。

 

でもこれは、有機農業をしている私の実体験から知り得たことです。

私のような変わった農業をしていると、今まで常識と思っていたことが非常識であったりすることに気付くことが多いです。

 

 

畑の雑草の色を見れば分かります。

肥料など与えない雑草は、売られているほうれん草のように黒みがかった濃い緑色をしていません。

 

肥料なんかなくても、雑草は健康に育つのですから・・・・・

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

【ちょっと宣伝】

Chiisanate(ちいさなて)では、全国に有機jas認証野菜の宅配も行っています。興味のある方は、こちらもご覧ください。

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする