その醤油、本物ですか?食卓に忍び込むニセモノ調味料のお話

こんにちは。

やさいの庭 Chiisanateのオーナー 兼 有機野菜を作っている高城です。

先日、久しぶりに実家に帰省し家族で夕ご飯を食べました。

ねぎや生姜がのった豆腐に醤油をかけて口に運ぶと、いつもと違う変な味がしました。

母に使っている醤油を見せてもらうと、アミノ酸液、カラメル色素、甘味料、保存料etc。

「やはりそうか」と思い、母に「これ、醤油に似せて作られたニセモノ醤油だよ」と言いました。

母からは、こんな答えが返ってきました。

「だって、醤油のコーナーに置いてあったし、すごく安かったから買ったのよ」

確かにスーパーに行くと、選びきれないくらいの醤油が並んでいて、値段もピンきりです。

1Lで千円を超す醤油もあれば、数百円で購入できる醤油もあります。

消費者にとって選択肢が多いことはとても良いことですが、数百円で購入できる安い醤油がどのように作られるかご存知でしょうか?

今日のお話しは、あなたの知らない間に食卓に忍び込むニセモノ調味料についてです。

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ニセモノ醤油とは?

まずは本物の醤油の原料から確認してみます。

本物の醤油は大豆小麦食塩3つの材料だけで作られます。

なぜ、たった3つの材料で旨味がある美味しい醤油ができるのでしょうか?

実は醤油は長期間熟成させて作った発酵食品だからです。

麹菌のような微生物の働きによって、旨味を作り出してくれます

熟成期間も2~3年かかり、製造にはかなりの手間と時間そしてコストをかけます

また、本物の醤油は人工的に保存料を添加しなくても、発酵食品なので貯蔵性が高いのが特徴です。

一方、ニセモノ醤油は、微生物の活動で作られるはずの旨味や香り、色などは全て食品添加物で代用されます。

添加物はとても安いし、発酵のような時間もかけず簡単に醤油らしき液体を再現することが可能です。

具体的には、食品の裏側(安部司著)で、ニセモノ醤油の作り方が書いてありますので紹介します。

「グルタミン酸ナトリウム(化学調味料)でうまみを出し、「甘味料」で甘みをつける。酸味を出すために「酸味料」も入れます。「増粘多糖類」を数種入れてコクととろみを出します。色は「カラメル色素」で着色します。・・・・日持ちが悪いために「保存料」も加えます。これで「しょうゆ風調味料」の完成です。

私が実家で口にした醤油は、添加物を混ぜ込んだ液体(ニセモノ醤油)だったのです。

家ではいつも大豆・小麦・塩から作られる醤油を使っているので、口に合わなかったのでしょう。

他にもあるニセモノ調味料

醤油だけではありません。

添加物を混ぜて作ったニセモノ調味料は他にもたくさんあります。

味噌、みりん、酒、酢、塩、砂糖・・・・食卓にある、ありとあらゆる調味料がニセモノ調味料に置き換わっている可能性があります。

それらのことを知った上で、ニセモノ調味料を選んでいる消費者については個人の選択なので誰も何も言えません。

ただ、私の母のように、値段だけで判断して、何が含まれているか知らずに買っている方も多いと思うのです。

本物は原材料が単純で値段が高い

先程、本物の醤油は大豆、小麦、塩の3つと書きました。

味噌は大豆・麦(米)・塩だけ。

みりんはもち米、米こうじ、醸造アルコールだけ。

 

他にも色々書きたいですが、本物調味料は共通して誰もが知っている2~3種類の原材料で作られています

それに対してニセモノ調味料には、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、甘味料、保存料など余計な添加物が多く含まれています

 

そして、どの調味料についても本物はニセモノと比較して値段が高くなります

 

本物かニセモノかを見分けるには、まず値段を比較する。

あまりにも安ければニセモノです。

そして食品表示を確認する。

2~3種類の誰でも知っている原材料名が記載してあるものは本物です。

 

食品表示の見方については、食品表示を見るポイント~分かりやすい実例解説~でも分かりやすく記載していますのでご参考下さい。

 

ニセモノ調味料で味覚が壊れる

冒頭で書いた、実家のニセモノの醤油の話は続きがあります。

7歳になる私の息子も、その醤油がかかった豆腐をほとんど口にしませんでした

彼は何も言いませんでしたが、大好きな醤油かけ豆腐を食べることができない程、慣れない味だったのでしょう。

ニセモノ調味料が怖いのは、「身体に悪い添加物がたくさん含まれている」以上に、味覚が壊れて舌がニセモノを本物だと感じるようになることです。

今の日本人のおふくろの味は食品添加物の味と言われています。

お母さんが料理に使う味噌や醤油、昆布だしなどの本物調味料が食卓から消え、食品添加物で作られたニセモノ調味料を小さい頃から口にしているからです。

「なつかしい」と感じる母の味が、本物調味料から作られた日本であることを切に願っています。

まとめ

お客様にいつも伝えていることなのですが、食べものは「身体にやさしい」か「お財布にやさしい」かのどちらかしかありません

 

都合よく両方を満たす食べもの(いわゆるコスパがいい食べもの)は、何か理由があるものです。

 

もし、この記事でニセモノ調味料を初めて知った方は、ご自宅の台所にある調味料を確認してみて下さい。

もしかしたら、あなたのご家庭にもニセモノ調味料が紛れ込んでいるかもしれません。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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