食品添加物の危険性はリスク管理で緩和、上手な添加物との付き合い方

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

添加物なら何でも排除しなければならない?と悩んで方向けの記事です。

この記事は以下のような疑問や悩みを持っている方に答えます。

・食品添加物は危険と聞くので、時間をかけて無添加の食品を探し回ることが多い。

・リスクが全く無い食品を手に入れるためにはどうすればいいのか?

・そもそも、食品添加物は国が安全と認めたものなので大丈夫なはず。

実は、あなたが食べるものにゼロリスクはなく、自分でも気付かないうちに、食品についてリスクの管理を行っています。

記事を読めば、一般に危険と言われ避けては通れない食品添加物の考え方や、付き合い方について理解が深まると思います。

どんな食品にも少なからずリスクは存在します

食品添加物を危険か安全かの2択で、食べるor食べないを決めるのではなく、しっかりとリスクを管理した上で判断することが大切です。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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食に関するリスクの意味

一般的にリスク=危険というイメージがあるかと思います。

しかし、食品に関してのリスクは、その食品がもっている有害性と摂取量(食べる・飲む量)によって決まります

つまり、以下のように考えるのです。

食品のリスク=その食品の有害性×摂取量

危険だと言われている食品添加物を国が認可しているのは、この考え方を基にしているからです。

例えば、お酒で考えてみます。

お酒はエタノールなので、一度に大量に飲むと急性アルコール中毒になりますし、常識を超えた毎日の飲酒は様々な病気を引き起こします。

しかし、あなたを含めた多くの方がお酒を飲んでいます。

つまり、お酒には有害性がありますが、飲む量を常識の範囲に止めて自らの健康への影響リスクを管理しているのです

食べものにゼロリスクはあり得ない

私達が飲食するものに、リスクがゼロというものはありません。

例え、食品添加物が全く入っていない食品でも、微生物やその食品本来が持つ危険な物質などリスクを招く要因があるためです。

身近な食品の例をあげると、じゃがいもがあります。

多くの料理に使われる食品ですが、アルカロイドという毒性物質が含まれていることをご存知ですか?

大人は200~400mg、子供は20mg程度の摂取で吐き気や嘔吐や下痢などの症状が生じます

そして、それ以上摂取すると死に至ることもあります。

アルカロイドは、じゃがいもの芽や緑色の皮の部分に多く含まれていますが、みんな普通に食べていて元気です。

じゃがいもを一度に10~20kg食べる人なんていませんし、皮や芽を極力取り除いて食べるといったリスク管理が行われているので、健康上の被害がないだけです

一部週刊誌が「この添加物がやばい!」「口にいれてはいけない添加物リスト」みたいな形で読者の不安を煽るように報道していますが、この論法でいけばじゃがいもも同じことになります。

このような報道は、「発がん性」など添加物単体だけの危険性を持ち出し、摂取する量の問題は論じていないのです。

添加物でリスク管理が難しくなった現代の食

とはいえ、私の祖父母達が若い時代に比べると、消費者個人が行う食のリスク管理はとても難しくなっています。

食品には、必ず食品添加物が含まれるようになったからです。

膨大な数の食品添加物が存在していますが、国(厚生労働省)はしっかりと安全性試験などの結果から、「この程度なら常識の範囲の摂取であれば、健康被害は大丈夫」と判断したものを認可しています。

なので、市場に出回る食品(に含まれる添加物)を食べてすぐに、癌など病気になることはまずありません

私達国民には、このおびただしい添加物の個々の有害性なんて分かるはずがなく、消費者が食のリスクの管理を個人で行うには限界があります

もはや、食品添加物を排除した食品が少ない中、私達は国や企業が行った安全性試験を信じるしか方法がなくなってしまったのです。

「今の日本では国や企業にリスク管理が任されている」私はそう感じてしまいます。

しかし、注意して欲しいのは、国や企業は「絶対安全」とは一言も言っていないことです。

認可される食品添加物の裏側

確かに、国によって安全性の確認された食品添加物しか市場には出回りません。

しかし、あなたに知っておいて欲しいのは、以下のことです。

食品添加物の一物質のみの試験である

添加物は化学物質です。

食品には色んな添加物が混じっていますが、消費者は少量ですが一度にたくさんの添加物を体にいれます(複合摂取といいます)。

このとき、複数の添加物と化学反応を起こし、予期せぬ健康上の被害は発生しないのか誰も証明できません

試験された添加物単体は安全でも、複数の添加物が混ざり合うことによるリスクは考慮されていないのです

動物試験のみで試験期間も短い

人間に、危険性が分からない食品添加物を大量に摂取してもらい、毒性がどのくらいかを調べることはできません。

なのでマウスや犬やラットを使った動物実験に頼らざらるを得ません。

そして動物実験から、「この量なら摂取しても大丈夫」といった「1日許容摂取量」を算出します。

人間と動物では明らかに特性が異なるので、安全係数などを使って計算しますが全ては想定です

試験する期間は10年、20年単位ではなく長くてもわずか1~2年なのです。

動物で1~2年実験して問題なければ安全と言えるのか?

恐らく人間で試験しても、1~2年の試験では健康上の被害なんてでないでしょう。

人間が日常的に長期摂取した結果、人体にどのような影響を及ぼすかは、これらの試験では分からないのです。

添加物を製造する企業自らが試験する

国が申請された添加物を検査するのではありません。

試験をなどのデータを揃えるのは申請者である企業です。

多くの企業が自社で試験するか、他の研究機関に委託しています。

都合よくデータの修正や改ざんができる状況にあり、決して第三者が厳しい目でチェックできる状態ではないのです。

公正な試験結果が、国に報告されているか不安になってしまいます。

これらのように、国が認可しているとはいえ添加物が絶対安全(人間の健康に影響ない)とは言い切れない現実があります

食品添加物の考え方・付き合い方

ここまでの内容をまとめると以下のとおりです。

★どんな食品にもゼロリスクなんて存在しない
★なので、多少のリスクを引き受けながら私達は食品を口にしている
★大量の添加物が使われる今、企業が安全性試験を行って、国が大丈夫と判断したものだけ市場に出回っている
★しかし、その試験は人間の健康に影響がないと言い切れるものではない

もはや消費者個人がその食品の有害性を把握し、量を調整して食べることが難しくなった今、私達消費者は何に気をつけて食品を選べばよいのでしょう?

これは、私個人が日頃から心掛けている添加物との付き合い方です。

まずは食品をスーパーで買うことを当たり前としないこと

おやつにしても、食事にしても出来合いのものには必ず食品添加物が含まれるので、出来るだけ家庭で作るようにします。

次に食品を購入するときは、必ず裏の表示を見ること

食品にゼロリスクはないと思っていますので、多少の添加物は受け入れることにしています

先程も書きましたが、一つ一つの添加物の危険性なんて、私にでも分かりません。

なので、使われる添加物の種類(量)で判断します

大量の添加物が含まれる食品は複合摂取の可能性があること。

そもそも、大量の添加物が使われている時点で素材の味は全く感じられないことが多いので食品として購入する意味がありません。

最後にいつも同じ食品を購入して食べないことです。

たまに、添加物が体に入ってくるには何ら問題ないでしょう

しかし例えば、カップラーメンのような、添加物が含まれる特定の食品を日常的に購入して食べることだけは避けるようにしています。

依存性も添加物の怖さです。

安全性試験でもたかだか1~2年であるため、依存して長期間継続摂取する危険があると思っています。

食品添加物を絶対ダメと完全に拒むのではなく、リスクを管理しながら少量に

これなら、少しは日々の生活が楽になりませんか?

まとめ

いかかがでしたか?

 

私も昔は、できる限り食品添加物を排除した生活をしようと躍起になっていましたが、とても疲れてしまいました。

そん中、今日、この記事で紹介した「食べもにゼロリスクはない」と考え、リスクを管理しながら食品添加物と付き合うことで食品選びが楽になりました。

 

もし、あなはたが私と同じように考えているのであれば、この記事がお役にたつことを祈っています。

食品添加物を入れた食品は、必ず使用添加物を表示するように義務付けられています

 

食品表示で添加物をすぐに見分けるポイントを「食品表示を見るポイント~分かりやすい実例解説~」で紹介していますのでご参考ください 。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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