マーガリンがやばいは本当か?バターとの違いとトランス脂肪酸の話

こんにちは。

宮崎県で、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

バターよりも安価なマーガリン。

多くの家庭の冷蔵庫の中にも、一つはあるのではないでしょうか。

この記事は、次のような疑問を抱えているあなたのために書きました。

・マーガリンとバターって何が違いどちらが安全なの?

・トランス脂肪酸ってよく聞くけど危険なものなの?

安全性で言えば、食べすぎないという条件付きで製造工程が単純で添加物がないバターの方ですが、トランス脂肪酸については、巷で言われるほど過剰反応は不要です

記事を読めば、バターとマーガリンの原料や作り方による違いや、トランス脂肪酸の危険性や世界・日本の対応などについて理解が深まると思います。

マーガリンについて少し調べようと思うだけで、「やばい」や「食べたら死ね」みたいな危険を煽るような記事がありますが、冷静に見ていきたいと思います。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

スポンサーリンク




マーガリンとバターの違い

はずは、マーガリンとバターの違いについての解説です。

マーガリンとバターの大きな違いは原材料です。

バターは成分の80%以上が牛乳などの動物性脂肪です。

一方、マーガリンは成分の80%以上がコーン油、大豆油、パーム油、綿実油などの植物性脂肪です。

マーガリンが誕生したのは、フランスだと言われています。

フランスは戦時中で生活必需品であったバターが不足したため、その代用品として開発されたのがマーガリンなのです。

原材料の次は作り方。

バターはいたってシンプルです。

ざっくりですが、牛乳などに含まれる脂肪分を抽出して固めただけです。

一方マーガリンは、植物性脂肪を原料とした硬化油に水や乳化剤、バター香料や着色料を混ぜて作られます

そして、多くが、バターにできるだけ近づけるため食品添加物を加えています

以上、マーガリンとバターの違いを原材料と作り方から解説しました。

ここまで見ると、多くの添加物を使っているマーガリンの方が体に悪そうですね


【余談】

スーパーでは、カロリーハーフと謳われた、ファットスプレッドも売られています。

ファットスプレッド」は、80%未満の植物性油脂で作られるマーガリン様食品のことです

ファットスプレッドは80%未満の植物油脂であれば、50%でも30%でも構いません。

油を大幅に減らすのでカロリーも大幅に減らせます

カロリーハーフとは、植物性油脂を半分にしたということです。

但し、油をカットした分水っぽくなります。

それを防ぐために、さらに多くの食品添加物を使って硬さを再現するのです。

なので、「カロリーハーフ」と書いてあっても決して、健康にいいわけではありませんのでご注意を。

トランス脂肪酸は危険なのか?

それでは、マーガリンとセットで、いつも注目されるトランス脂肪酸はどうでしょう?

こちらも調べると、「トランス死亡酸」などと揶揄されるほど、危険なものとされています。

ご存知ない方も多いと思いますが、トランス脂肪酸は食品添加物ではありません

難しい話はしたくないので、簡単な説明だけ。

トランス脂肪酸は、あえてマーガリンに添加するのではなく硬化油というマーガリンのモトを作る段階で発生するものです。

だから、マーガリンの表示には「トランス脂肪酸」とは書いてありません(下写真)。

この写真では、口溶けの良さや適度な硬さを再現するために、食用精製加工油脂が使用されています(赤四角枠)。

実は、この食用精製加工油脂製造過程で、トランス脂肪酸が発生するのです。

ちなみにマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は人工のものですが、バターにもわずかですが、天然のトランス脂肪酸が含まれています

危険だと言われているのは、マーガリンに含まれる人工のトランス脂肪酸の方です。

人工トランス脂肪酸の過剰摂取は、「悪玉コレステロールの増加」と「善玉コレステロールの減少」をもたらし、心血管疾患のリスクを高めるとしてWHO(世界保健機関)などもその危険性を認めています

その他にも、突然死や糖尿病、メタボのリスクも指摘されています

そのようなこともあり、世界は規制や撲滅の方向で動いているようです。

しかし、日本ではまだ規制をかけていないのが現状です。

国として表示の義務がないので、写真のマーガリンの表示からは、食用精製加工油脂としか記載されていません

これでは、トランス脂肪酸が含まれるか、含まれないか判断できませんよね。

トランス脂肪酸問題はマーガリンだけではない

マーガリンばかりが、トランス脂肪酸の問題で挙がります。

しかし、実はパンや焼き菓子などに使用されるショートニング」はマーガリンよりも、更にトランス脂肪酸の多いことで有名です。

子供が食べる菓子パンアイスクリームクッキーなど多くのお菓子に入っています。

その他にも、即席麺ファーストフードで使われる油も、トランス脂肪酸が含まれていて、むしろマーガリンよりこららの方が危険性が高いと言えます

結局、マーガリンとバターはどちらが安全か?

今まで書いてきたことから、作り方が単純で添加物が加えられず、人工のトランス脂肪酸が含まれていないバターの方が安全です。

マーガリンは化学的加工油と添加物から作られ、人工のトランス脂肪酸が含まれるためどうしてもバターより安全性は劣ります。

但し、どんな物質でも、その摂取量が重要です。

というのも、バターは、動物性の油脂なので植物性のマーがリンに比べてコレステロール値が上がりやすくなります

バターの食べ過ぎは、肥満や動脈硬化などの原因にもなり、手放しに安全とは言えません

また、トースト1枚に塗るマーガリンは5グラム前後で、その中に含まれるトランス脂肪酸は0.25gです。

トースト2枚でもトランス脂肪酸は0.5gなので、WHO(世界保健機関)が「これ以上は摂取しないでね」と示す安全基準以下となります。

要は、常識の範囲内でマーガリンを使用すれば、すぐに危険というわけではないのです

まとめ

これだけインターネットに情報が溢れていると、何が真実なのか判断が難しくなります。

 

情報は簡単に手に入る世の中になったのですが、それを自分なりに集めて組み合わせ、分析して判断するという高度は技術が求められるようになりました。

 

 

食についての情報も同じです

 

 

マーガリン=トランス脂肪酸=危険と短絡的に情報から判断するのではなく、マーガリンとバターの違いや、それぞれのメリット・デメリット、そして許容できるトランス脂肪酸の量などを調べた上で、自分なりの答えを導き出す必要ががあります

 

 

私達が口にする食べ物に、ゼロリスクはあり得ません

私達がどれだけリスクを許容して、食品を選ぶかにかかっているのです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうごじいました。

 

 

スポンサーリンク







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする