トップ画像はイメージです(今月のものではありません)
こんにちは。
やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)のオーナー 兼 有機野菜を作っている高城です。
いよいよスタートした2020年。
あなたはどんな年末年始を迎えましたか?
私は、家族と年末年始は浜辺で年越しキャンプでした。
お天気もよく、浜辺から見た元旦の日の出はとても眩しく、身体中にエネルギーがビシビシと入ってきて気持ちよかったです。
さて、今日は、今年最初の「やさいの庭 Chiisanate」1月のお重(ランチメニュー)の紹介です。
今月は人参や黒丸大根、紅芯大根、聖護院かぶ、ナバナ、スティックセニョール白菜、春菊など去年の9月~11月かけて種を播いて野菜達が中心になります。
私達は、旬野菜を大切にしていますので、この時期にはトマトなどのような夏野菜は使わないようにしています。
うちにはビニールハウスがないので、この時期にトマトやきゅうりのような、夏野菜はできないのです(笑)
そして、敷地から収穫する全ての野菜は、有機JAS認証ほ場で作られたオーガニック野菜です。
年末年始で疲れた身体と胃に優しい、オーガニック野菜のお料理。
1月のランチメニューは、そのような構成になっています。
それでは早速、今月のお重箱の中身を見ていきましょう。
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毎月楽しみに来店されるお客様がいらっしゃるため、お料理の写真は掲載しないことにしています。
来店されてからのお楽しみということでお許しくださいませ。
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今月のお品書き
1月のお品書きは写真のとおりです。
メイン料理は2品目の中から、1つを選ぶ選択性になっています。
※ベジメニューは1つ。お肉メニューは1つです。
選択性のメイン以外は共通メニューです。
共通メニューは「かぶ餅」から「コールラビと柑橘のマリネ」まで全9品で構成されています。
今月も有機食材(有機野菜や有機調味料)を多く使用しております。
どの品目にどのような有機食材を使用しているか興味のある方は、下画像をクリックしてご確認下さい。
メイン料理の紹介
今月のメインの紹介です。
ベジ(お肉を使わないメイン)かお肉(お肉を使うメイン)の2つの中から、1つだけ選択できます。
【ベジメイン】
タカキビのコロッケ
高きびは古くから日本にある雑穀の一つで、今も世界中で作られている穀物です。
食物繊維やマグネシウム、鉄分を多く含み、便秘や貧血を防いでキレイな肌を作ってくれます。
ビタミンB1や、ナイアシンが多く含まれ、糖質や脂質の代謝を助けます。
抗酸化力を発揮するタンニンも豊富。
お正月の食べ過ぎをリセットしましょう。
食感は、モチモチしているのですが、個人的には時々キュツキュツとするように感じます。
食感がひき肉に似ているとされ、ミートミレット(お肉の雑穀)とも呼ばれます。
ハンバーグにすることが多いですが、今回はコロッケにしました。
コロッケには、高きびのほか、きのこやくるみが入っています。
味付けは塩だけで、薄味になっています。
トマトの酸味と合うのでケチャップをおつけしますが、最初はそのまま召し上がっていただきたいなぁ。
最初は、?と思われるかもしれませんが、最後に来るやさしい美味しさを味わっていただきたいのです。
雑穀は身体にいいとは知りつつ、なかなか食べる機会がないという方も多いですよね。そんな方はぜひ、この高きびのコロッケを食べてみて下さいね。
【お肉メイン】
椎葉放牧豚の野菜ロールカツ
椎葉の山奥でのびのび育った、椎葉放牧豚の薄切り肉。
そのままでももちろん美味しいのですが、自家菜園のスティックセニョール(茎ブロッコリー)を芯にしてくるくる巻いてロールカツにします。
ボリュームはありますが、中はお野菜なので、ヘルシーですね。
お肉と一緒に揚がったスティックセニョールは、甘みがあって、ホクホクです。
(スティックセニョールの詳しい説明は下記の今月のお勧めお野菜をどうぞ)
ご準備にお時間がかかるので、こちらをご注文と決められているお客様は、ご予約のお電話の際に、『お肉で』とお伝えいただけると助かります。
陽子さんお勧めの一品
今月の共通メニューの中から、Chiisanateのシェフである陽子さんから選ぶお勧めの一品を紹介します。
今月のおすすめは、菜花のナムルです!
菜の花、可愛いですよね。
春を告げるお花ですね。
召し上がったことはありますか?独特の苦味が美味しいんですよねー。
出汁ともよくあうので、お吸い物に入れても美味しいんですが、油とも相性がいいなと思います。
今回は、サッと茹でてナムルにしました。
ごま油と塩だけというこれ以上ないシンプルなレシピで、菜花の味を楽しんでほしいと思います。
このナムルには、菜花だけではなく、紅菜苔(こうさいたい)というお野菜も入っています。
これも同じく蕾を食すものですが、茎や、葉柄がその名の通り赤く、派手な見た目をしています。
しかし、食べてみると、菜花より苦味がなく、茎や葉柄は少しミルクのような味がして、こちらも美味しい。
茹でると色味が抜けるので、わかりにくいかもしれませんが、どちらが紅菜苔かなと比べながら食べてみるのも面白いかと思います。
咲き具合に寄って、ナムルに入っている2つのお花の割合が変わりますので、その日に寄って若干味が変わるかも…。
ご了承下さいね。
今月のお勧めお野菜
今月のお勧め野菜は、スティックセニョールです。
スティック状のブロッコリーで様々な料理に合います。
アスパラガスのような甘みと風味がありながらも、ブロッコリーと同様に高い栄養価を持っています。
緑黄色野菜で栄養満点です。
「ビタミンC、B1、B2」、「β-カロテン」、「葉酸」、 「カルシウム」「カリウム」、「食物繊維」、「鉄分」など数え切れない程の栄養価があります。
この野菜を今月のお勧めにした理由は、私の息子が大好物だからです。
是非、今月のお勧めで紹介してくれと言われたもので(笑)
どうやら、スティックセニョール本来が持つ、甘さが彼のお気に入りのようです。
恐らく、あなたのお子様もパクパク食べてくれるでしょう。
スティックセニョールは昨年の8月20日に種を植えました。
9月と10月と11月に自分で作ったぼかし肥を1回ずつ、計3回播いて栄養補給を行いました。
後はいつもどおり、何もしない放ったらかし農法です。
青虫系の幼虫の食害に、少しだけ遭いますが収穫に影響があるほどの被害はありません。
たまには、「虫さんたちにもお裾分けしてあげる」くらいの心のゆとりが生まれました^^
~自然と仲良く~
これが有機農業の鉄則です。
スティックセニョールはお肉のメイン料理、「椎葉放牧豚の野菜ロールかつ」の中で登場します。
有機野菜ノート
画像クリックで栽培記録が閲覧できます
Chiisanateが作るお野菜やハーブは約束があります。
有機JAS認証ほ場で作っているため、種をまいた瞬間から収穫・出荷するまで
JAS規格に適合していなければなりません。
JASでは作る野菜について、しっかりと記録をとることが求められます。
Chiisanateは飲食店でもあるため、お客様に対して説明責任があります。
なので、毎月、Chiisanateで作る有機野菜の栽培記録は皆様に公表しております。
農薬や化学肥料の使用が気になっている方、いつ種をまいて、どのように育てたのか気になっている方、是非、ご覧になって下さいませ(上の画像をクリックすると、細かな栽培記録が閲覧できます)。
Chiisanateの野菜がどのようなコンセプトで作られているかを知りたい方は、「Chiisanateの有機野菜はこうして作る~安全で美味しい野菜を作るために」にまとめていますので興味があれば覗いてみて下さい。