「いただきます」の意味を考える食育【実際に命をいただきました】

記事のテーマ(説明画像)

✔記事の想定読者

・「いただきます」の意味を、食育でどう教えればいいのかな?

・「いただきます」の意味を、食育で教える意義や事例を知りたい

この記事は、上記のような疑問を抱いている方向けの記事です。

 

✔本記事の内容

この記事では、以下のようなことが書かれています。

・「いただきます」の意味を考える食育は大人にも必要

「いただきます」の意味を考える食育は大人に必要(説明画像)

・「実際に命をいただいく食育」を開催した結果

「実際に命をいただいく食育」を開催した結果(説明画像)

・「いただきます」の食育をエシカル消費の教育と考えよう

「いただきます」の食育をエシカル消費の教育と考えよう(説明画像)

✔記事の信頼性

この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。

オーガニックと食に精通した僕が書く記事なので、記事の信頼性は高いと思います。

僕は先日に、以下のようなツイートをしました。

理由は最近、「いただきます」の意味を本当に理解しているのか?

と疑問に思うことが多いからです。

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「いただきます」の意味を考える食育は大人にも必要

オーガニックレストンを経営していて日々感じることは、食べ残しの多さ。これは、子供というより大人の方に多いです。

「子供に食育を」と考えている大人が多いのですが、まずは、大人から「いただきます」の本当の意味を理解する必要性を感じるのです。

・【ちょい残念】大人が「いただきます」の意味を分かっていない

✓食材に対する感謝の気持ち

✓作ってくれた人に対する感謝の気持ち

「いだだきます」にはこのように大きく2つ、語源があると言われています。

家庭では料理を作ってくれる母親、学校では給食を作ってくれる方などにまず、「作ってくれてありがとう」の意味をこめて「いただきます」

そして、野菜やお魚、お肉などの命を提供してくれた食材に「命をいただきます」

確かに「いただきます」と誰もが言いますが、本当にこれらを考えて言っているのか?という疑問の上のツイートでした。

⇒食品ロスと「いただきます」

まだ食べられるのに廃棄される食品のことを、「食品ロス」といいます。詳しくは、以下の動画をどうぞ。

消費者庁のWEBサイトには、食品ロスについて以下のように書いてあります。

日本では、年間2,550万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。

このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は612万トン。

これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成30年で年間約390万トン)の1.6倍に相当します

これを見ても、日本人が本当に「いただきます」と思っているか、疑問ですよね。

関連記事:食品ロスの原因は何?食品ロスの現状と家庭でできる対策を考える

⇒子供の食育の前に大人の食育が必要

大人がこのような状況なので、子どもに「食べものを大切にしましょう」とか、「いただきますを言いましょう」という資格はないと思うのです。

説得力に全く欠けるし、心にもないそんな言葉は子どもに響きません。

こんなモヤモヤとした気持ちがあって、野外講座「命をいただきます」の食育講座をお店として開催することにしました。

当然、参加対象は親と子供です。

「実際に命をいただいく食育」を開催した結果

ちょっと写真がグロテスクでスミマセン。

 

これは、昨年、僕が養鶏農家さんにお願いして、「命をいただきます」という講座を開催したときの様子です。

養鶏場の中の鶏を子供が一羽捕まえて、食すために命をいただきました

 

この養鶏農家さんは、以下の記事でも当店の食育活動に協力してくれました。

>>平飼い卵はなぜ安全なのか?養鶏農家が語るアニマルウェルフェア

 

・子供達は意外と冷静「いただきます」と言った!

屠畜の瞬間、あれほどワイワイと賑やかだった子ども達が、その様子を真剣に眺めていました。親達も、固唾をのんでその様子を見守っています。

 

僕は一瞬、「参加者が全員、このお肉を食べることが出来ないのでは?」と不安になりました。

結果は写真のとおり、食べるときにはみんなに笑顔が戻り美味しくいただきました。

 

一人の子が「かわいそうだけど、頑張って食べなきゃって思いました」と笑顔で回答してくれました。

子どもなりに、事実を冷静に受け止めていた一言で、この講座の目的は達成されました。

 

・【賛否両論あり】正解はない「いただきます」と食育

この講座、賛否両論だと思います。なぜなら、「子供には刺激が強すぎる」という親御さんも少なからずいるからです。

そのような親御さんは、「子供がそのようなことを人間にするかも(犯罪の助長)」みたいなことも心配されます。

 

一方、「小さいうちだからこそ、しっかり食の現場を見せておく必要がある」と思われる親御さんも多いのも事実です。

このような親は「傷みが分かるようになるなるので、犯罪に手を染めることはない」と言い切ります。

 

結局、「いただきます」の食育は、主催者や親の考えによって、ヌルくもなるし過激にもなります。正解はないのです。

 

「いただきます」の食育をエシカル消費の教育と考えよう

食品ロスの動画の中でも、「食べ物がどこからやってきたのか考えよう」とありました。

「いただきます」の意味を食育で学ぶことは、エシカル消費について教育しているのと同じなのです。

エシカル消費は倫理的な消費ですが、食べ物のルーツを考えた消費活動で、アニマルウェルフェアや児童搾取などが見える必要があります

エシカル消費については、以下の記事で詳細解説しています。

>>アニマルウェルフェア進展の鍵は消費者【できることはエシカル消費】

今手に取ろうとしている商品、今口にしようとしている食品が、

 ✓「どこ」で、「誰が」、「どのように」作り

 ✓「どんな風に運ばれて」今、自分の目の前にあるのか?

「いただきます」を教える食育では、ここ(上記)を押さえておく必要があります。

まとめ:「いただきます」は家庭での食育

お子様へ「いただきます」を教えるのは、ご家庭の役割です。

 

最近、学校や役所などが、「食育」と銘打ったイベントや講座を実施していますが、これは参加しても意味のないことです。

食育のアウトソーシングとでも、言うべきでしょうか。

 

食育は、日々、食卓を一緒に囲み、同じ物を食べている親から学ぶことで価値があります。

 

あなたが、食について一生懸命であれば、子供が親になったとき、あなたと同じように一生懸命になります。

こうして、正しい食の考え方が引き継がれていくのです。

 

あなたが素敵な食育を、お子様に行えることを願っています。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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