SNS等からこのページに来てくれた方は多少、Chiisanateというお店に多少の興味がある方かな?
そんなあなたに、Chiisanateの移転の報告です。
予定通り、田舎に引きこもります!
移転の場所は、同じ宮崎県にある美郷町の山奥。※住所は非公表。
恐らく、今、これを読んでくれている多くのお客様とは、もうお会いすることはないと思います。
今までありがとうございました。
※私達から既に連絡を差し上げたお客様や、野菜の宅配をとっていただいているお客様とは、今まで以上に親密にお付き合いいただけたら嬉しいです。
実は移転を数年前から決めていた!
SNSで僕の発信に、興味を持ってくれていた方は何の驚きもないでしょう。
なぜなら、数年前から移転をほのめかしていたからです(笑)。
例えば、こんな感じ。一番最近では、こんなことをつぶやいていますね^^
コロナの影響かと思われるかもですが、実は、コロナの以前から移転の準備は水面下で、着々と進めていました。
ただ、コロナが僕らの決断を早めたのは事実です。
・Chiisanateは日々進化する(お菓子屋さん→オーガニックレストラン→○○)
知らない方が多いと思いますが、Chiisanateは僕がまだ、サラリーマンをしているときに妻が一人で作ったお店です。
お店と言っても、週末のイベント時だけテントを立てて、お菓子を販売するスタイルです。
僕が仕事を辞めて、夫婦二人でChiisanateをオーガニックレストランにしました。
ご存知の通りPDCAサイクルをガンガン回して、常にChiisanateの新陳代謝を図っています。
理由は、僕たちが自分たちの理想とするお客様を毎年絞り込んでいるから。
僕らが、一緒にいて楽しく幸せになるお客様のニーズに合わせて、Chiisanateを最適化させた結果が、今のChiisanateです
今後は、今残ったくれたお客様と、今からChiisanateのファンになってくれる方のためだけに、全力でサービスを提供する予定です。
従って、今後進化する予定の○○は、これらのお客様の潜在ニーズによって変わります。
・忘れることができない祖母との生活
今回の移転は、僕の生い立ちも影響しています。
自分の理想を突き詰めて考えてみると、結局、理想は祖母の生活です。
何もない田舎でも祖母は毎日、元気に楽しくに生きていました。
朝起きて、ご飯食べて、畑仕事して、本読んで、水も空気も綺麗で・・
静かで素敵な時間が流れていて、小学生だった僕も祖母と一緒に暮らし幸せでした。
⇒有機野菜の宅配は、田舎と都市部のお客様との接着剤
実は、野菜の宅配を始めたのも、将来、田舎に引っ込んだとき、自分が大好きなお客様と継続的に付き合えることができると思ったからです。
お陰様で、東京や千葉、福岡など宮崎以外にも野菜を取ってくれる大事なお客様ができました。
田舎暮らしの体制を、Chiisanateが整えてくれました。
なぜ美郷町に移転するのか?
一言で言うと、一目惚れです。
結婚相手も同じですよね。
なんか、運命の赤い糸みたいなの感じたことないですか?
宮崎県内でも中途半端な田舎ではなく、超田舎を探していました。
具体的には、えびの市や小林市、日之影、高千穂、西米良・・・・
実際に、足を運んで将来の自分たちの生活をイメージしてみました。
当然、Chiisanateというお店も一緒に連れて行った場合もです。
・Chiisanateと家族との生活がリアルに想像できた
初めて美郷町に足を運んだとき、何かピントくるものがあったんです。
理由は今でも不明です。
そう、今の宮崎市でChiisanateを初める前に感じた、第六感のようなものです。
広い畑や、今では中々見られない古い日本家屋。
ここで、有機野菜を作っている自分を、すぐ思い浮かべることができました。
そして何より、僕らの移住計画の実現を、美郷町が全面的にバックアップしてくれました。
僕らがイメージする生活を叶えてくれるために、町が一生懸命動いてくれたんです。
さらに、さらに、何か、なんか似てるんですね~。昔、僕が祖母と暮らしていた風景と・・・・
そんなこんなで、美郷町が気に入り、Chiisanateと家族と一緒に、美郷町に行くことを決めました。
Chiisanateは、どんなスタイルになるのか?
オープン時期は約束できません。のんびり準備します。
当面は、宮崎市にいますが、来年の4月以降は美郷町の山奥に移住していると思います。
・もう、大衆向けに料理は作りません
まぁー、場所が場所なので、宮崎市のChiisanateのようにお客様をたくさん集めて、飲食店をすることはないでしょう。
⇒僕らは今まで同様、お客様を選びます
今だから告白します。
薄々気付いている方もいたかもですが、オープン2年目以降から、僕らはかなりお客様を選んでいます。
自分たちの嫌なお客様や、予約時に電話で会話が成立しないお客様は、入店をお断りしていました。
でも、これってお互いのためだと思うんですよね。
僕らのスタイルは、限りあるお金と時間を大好きなお客様に一点集中です。
⇒Chiisanateの特別なお客様だけに料理を提供する
なので、今回の移転の話は、僕らが引き続き連絡を取りたいと思う方だけ、事前にハガキやメール、お電話でお伝えしております。
※数名、連絡先が分からないお客様がいらっしゃいました。スミマセン。本当に残念です。
なお、その方が、美郷町に遊びにきていただいた時の食事の提供は、有りだと思っています。
要するに、Chiisanateもう、不特定多数の大衆向けに料理は作らないということです。
これって、コロナを見据えた飲食店の新しいビジネスモデルになるかもしれませんよ。
まー、こんなアホな事を本気で考え実行するのは、県内の飲食店では僕らぐらいでしょうがww
・売るものはモノだけ?何もない贅沢を共有したい
僕と妻が田舎に移住するのは、「何もないことが特別な贅沢」だと思っているから。
僕らは30代後半ですが、モノに溢れた生活で何不自由なく暮らした世代です。
食べ物、電化製品、衣類、、、「そんなにたくさん必要じゃないでしょ!」ってくらい、毎日、たくさんのモノに囲まれて暮らしています。
ふと、思ったんですよね。
売るためには、本当にモノが必要なんだろうかって?
⇒Chiisanateはモノだけを売っちゃ駄目!
これは、美郷町で僕がいつも考えるべき宿題です。
その答えの一つが、
これが、次の僕らのテーマです。
今後、どのように展開されていくのかは、僕らを見ていれば分かるでしょう。
第一弾として、今まで有機野菜の宅配(モノ)だけだったサービスに、田舎でしか出来ない体験を付加させます。
野菜の宅配をオーナー制とし、僕らが住む美郷町をオーナー様の「第二のふるさと」にしてもらうのです。
興味のある方は、以下の記事をご覧ください。
Chiisanateの5年目は美郷町からスタートです
最後まで、風変わりなお店でしたが、今まで支えて下さってありがとうございます。
毎日、楽しかったです。
宮崎市内でたくさんの素敵なお客様に囲まれ、僕たち夫婦は幸せでした。
脱サラで4年もお店が続いているのは、ただただ、何度も足を運んでいただいたお客様のおかげです。
そして、5年目のChiisanateは美郷町でスタートさせます。
宮崎市の皆さん、今までありがとうございました。
そして、一部のお客様は引き続き宜しくお願い致します。