トップ画像はイメージです(今月のものではありません)
こんにちは。
やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)のオーナー をしている高城です。
1月は比較的暖かったのですが、寒さが次第に戻ってきた2月。
今年は暖冬のせいか、全国的に野菜は豊作で農家の皆さんは困っている様子。
なぜ、豊作になると農家は困るのか?たくさん野菜ができたら嬉しいはず。
と思ったあなたは鋭い。
野菜にも工業製品と同じように需要と供給のバランスがあって、たくさん野菜ができると値段は下がります。
一生懸命作ってたくさん収穫したのに、野菜の価格が安いので儲けがない。
農家は今、このような状態になっています。
今年は、Chiisanateのお野菜も豊作ですよ~。
さて、話は長くなりましたが、今日は、「やさいの庭 Chiisanate」2月のお重(ランチメニュー)の紹介です。
今月は人参やスティックセニョール、蕾菜(つぼみな)、米良や紅芯などの大根系や、菜花・紅菜苔などのお花系まで、色んなお野菜を使っています。
宮崎の方は見たことのない野菜も多いハズ。
お重箱を開いたとき、「これ、何の野菜だろう?」と少し首をひねって考えているお客様を想像しながら、種まきしている意地悪な私です(笑)
春はもうすぐです。
心も身体も五感も全て満たされるランチ、季節感が楽しめるランチを目指している欲張りなChiisanateです。
それでは早速、今月のお重箱の中身を見ていきましょう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
毎月楽しみに来店されるお客様がいらっしゃるため、お料理の写真は掲載しないことにしています。
来店されてからのお楽しみということでお許しくださいませ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
今月のお品書き
2月のお品書きは上画像のとおりです。
メイン料理は2品目の中から、1つを選ぶ選択性になっています。
※ベジメニューは1つ。お肉メニューは1つです。
選択性のメイン以外は共通メニューです。
共通メニューは「紅芯大根のナムル」から「さつまいもとトレビスのサラダ」まで全9品で構成されています。
今月も有機食材(有機野菜や有機調味料)を多く使用しております。
どの品目にどのような有機食材を使用しているか興味のある方は、下画像をクリックしてご確認下さい。
メイン料理の紹介
今月のメインの紹介です。
ベジ(お肉を使わないメイン)かお肉(お肉を使うメイン)の2つの中から、1つだけ選択できます。
【ベジメイン】
豆腐と根菜のハンバーグ
みんな大好きハンバーグを、豆腐と野菜たっぷりで作りました。
結構、ズシッとして、食べ応えはありつつも、軽く食べられて、もたれなくて、いいと思います!
玉ねぎたっぷり濃厚ソースがまた美味い。
【お肉メイン】
古処鶏の唐揚げ おろしポン酢
大事に育てられた、美味しい古処鶏をカラッと唐揚げに。
それに甘みの中にもピリッと辛い米良大根おろしと、橙で作ったポン酢をおつけします。
さっぱりお召し上がり下さいね。
陽子さんお勧めの一品
今月の共通メニューの中から、Chiisanateのシェフである陽子さんから選ぶお勧めの一品を紹介します。
今月のおすすめは、蕪と青菜のじゃこ炒めです。
多めのオリーブオイルで焼き付けて塩をした蕪は、そのままでももちろん美味しい!
とろんとしていて、「大根とはやっぱり違うなあ~」と思わせられます。
そこに、蕾菜の葉っぱの部分をじゃこと一緒に炒めたものと併せます。
蕾菜の葉っぱは、高菜のようなからし菜のような味で、これはこれで美味しい。
優しい味の蕪と、キリッと大人の味の蕾菜の葉っぱを合わせることで、美味しいリズムができました。
じゃこも惜しみなく入っています。
ちなみにこれはお客様からのいただきものです。
ありがとうございます、H様♡
今月のオススメお野菜
今月のお勧め野菜は、蕾菜(つぼみな)です。
宮崎の方で、この野菜を知っている方は少ないのではないでしょうか?
茹でても、焼いても、生でも食べることができる万能野菜です。
2月の始め頃から長くても3月下旬までしか収穫出来ない、旬野菜の代表格です。
口に含めば、「春を食べている」そんな感じになれますよ。
福岡県で開発された野菜で、からし菜の変種とされています。
肝心のお味は・・・・・・
・アブラナ科野菜特有のホロ苦さ
・生での食感はコリコリ、天ぷらや茹でればポックリとした不思議な食感
ざっくり言うとこんな感じですが、詳細はご来店されてからのお楽しみです。
栄養分としてはGABA(γ―アミノ酪酸含量)やβカロテンやビタミンEなどを豊富に含み健康維持効果もバッチリです。
蕾菜(つぼみな)は昨年の8月27日に種を植えました。
畑に定植したのは、夏の残暑がまだ残る9月30日で、11月に1度だけ自分で作った肥料をまきました。
後はいつもどおり、収穫まで何もしない放ったらかし農法です。
今月は、「蕾菜(つぼみな)の天ぷら」として登場します。
有機野菜ノート
画像クリックで栽培記録が閲覧できます
Chiisanateが作るお野菜やハーブは約束があります。
有機JAS認証ほ場で作っているため、種をまいた瞬間から収穫・出荷するまで
JAS規格に適合していなければなりません。
JASでは作る野菜について、しっかりと記録をとることが求められます。
Chiisanateは飲食店でもあるため、お客様に対して説明責任があります。
なので、毎月、Chiisanateで作る有機野菜の栽培記録は皆様に公表しております。
農薬や化学肥料の使用が気になっている方、いつ種をまいて、どのように育てたのか気になっている方、是非、ご覧になって下さいませ(上の画像をクリックすると、細かな栽培記録が閲覧できます)。
Chiisanateの野菜がどのようなコンセプトで作られているかを知りたい方は、「Chiisanateの有機野菜はこうして作る~安全で美味しい野菜を作るために」にまとめていますので興味があれば覗いてみて下さい。