バードフレンドリーコーヒーで環境保護【小川珈琲かカルディだね】

この記事は、バードフレンドリーコーヒーについての意味や、購入する会社を調べている方向けの記事です。

✔本記事のテーマ

本記事のテーマ(説明画像)

✔本記事の内容

・バードフレンドリーコーヒーで環境保護

バードフレンドリーコーヒーで環境保護(説明画像)

・バードフレンドリーコーヒーで環境保護

バードフレンドリーコーヒーで環境保護(説明画像)

・【豆知識】珈琲豆は農薬使用が多い作物のトップ3にランクイン

【豆知識】珈琲豆は農薬使用が多い作物のトップ3にランクイン(説明画像)

この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。

オーガニックと食に精通した僕が書く記事なので、記事の信頼性は高いと思います。

スポンサーリンク



バードフレンドリーコーヒーで環境保護

バードフレンドリーコーヒーは、一般のコーヒーと何が違うのでしょうか?

自宅で飲むコーヒーで環境保護活動に参加できる素晴らしさは、バードフレンドリーコーヒー以外にありません。

・激安コーヒーとバードフレンドリーコーヒーの違い

初めに、一般の激安コーヒー豆とバードフレンドリーコーヒー豆の違いについて簡単に解説です。

⇒木陰で伝統的な栽培をするバードフレンドリーコーヒー

元々、コーヒーがどのような場所で作られるか知っていますか?

コーヒーの木は、高い樹木に覆われた森林の中にあります。

そして、この生い茂った森林には、毎年多くの渡り鳥たちが越冬で体を休めるためにやってきます。

鳥は過ごすのに適した環境を覚えていて、毎年同じ場所に戻ってくるとか。

体を休めるための森林環境には鳥の他、カエルや蝶、哺乳類など多くの動植物が生息していて一つの生態系が成り立っています

このように昔から行われている伝統的なコーヒー栽培は、シェードグロウン(木陰栽培)と呼ばれています。

コーヒーの木が、高い樹木の木陰になって栽培されることがイメージできますよね。

⇒日なたで効率性を追求した一般の激安コーヒー

ところが、近年に見られる多くのコーヒー園では、コーヒー木の周りにある高い木を切り倒し、辺り一面、低いコーヒーの木だけにしています

理由は、管理や収穫の効率化を図るために、コーヒー園の中に機械を入れるようにしたからです。

周辺の高木がなくなり、太陽の光が当たるようになったコーヒーを「サン・コーヒー(Sun Coffee)」と呼びます。

既にコーヒーの産地である南米の約半数が、シェードグロウン(木陰栽培)からサン・コーヒーに切り替わったと言われています。

森林がなくなるにつれて、多くの渡り鳥たちは良好な生息環境を見つけることが難しくなります

人間が効率よくコーヒー作りをしようと森林伐採したことが、渡り鳥の大切な生息地を奪い、その結果渡り鳥が減少していったのです。

・バードフレンドリーコーヒーは認証マークで判断

両者のコーヒーは栽培方法で、環境や生物に対する配慮が全く異なります。ここからは、バードフレンドリーコーヒーの特徴についてお話しします。

⇒バードフレンドリーは認証制度

人間の都合重視で効率性を求めた結果、森林破壊や渡り鳥のような生物が姿を消していくようになります。

この状況を何とかしようと、スミソニアン渡り鳥センターは「バードフレンドリー認証制度」を開始します。

認証基準を設定し、認証を受けた農園のコーヒー豆をプレミアム価格で買い取ることで、生産農家を支援しながら渡り鳥を守るプログラムです。

バードフレンドリーコーヒーには、以下のような認証マークが必ず付いています。

バードフレンドリー認証マーク

あなたが、バードフレンドリーコーヒーを探す際には、このマークが付いているか確認しましょう。

⇒バードフレンドリー認証は厳しい基準をクリアした証

農園が認証を受けるには、以下のような厳しい基準を満たさなければなりません。

・有機栽培であること

・自然林に近い環境を保てるシェードグロウンであること

・シェードツリーが農園の40%を覆うこと

・11種類以上の樹種で構成されること

 

そして、一度認証を取得したら終わりではなく、3年に1度、審査を受けて認証を継続する必要があります

あなたがこのコーヒーを買うことで、収益の一部は世界中の渡り鳥の保護活動や生態系保護活動のために使用されます

 

あなたが選ぶコーヒーで渡り鳥の生息地を奪うかもしれないし、逆に救うかもしれません。

こう考えると、日頃何気に買っているコーヒー豆を選ぶ重要性に気付かされますね。

 

バードフレンドリーコーヒーなら小川珈琲かカルディ

日本でバードフレンドリーに理解のあるコーヒ―会社は、小川珈琲カルディと言えます。

利益の追求だけではなく、社会的な貢献活動も行っている会社は素晴らしいですね。僕はこの会社の社員ではありませんのでご安心を(笑)

 

ただし、どちらの製品を選んでも、一般の珈琲に比べると割高になります。でも、ここまで読んでくれたあなたは、値段で判断すべきではないことが分かりますよね。

 

⇒小川珈琲のバードフレンドリーコーヒー

小川珈琲は日本で、最も環境や健康に力を入れている会社だと思います。

なぜならば、その取組には歴史があり、多くのオーガニックやバードフレンドリーコーヒー豆を取り扱っているからです。

特にバードフレンドリーコーヒーは、2005年から日本で初めて取り扱った会社としても有名です。

この、会社の姿勢が個人的に大好きで、僕のお店(オーガニックレストラン)のコーヒーも小川珈琲を使っています。

興味のある方は、小川珈琲のバードフレンドリーコーヒーをのぞいてみて下さい。きっと、あなたも僕と同じように共感するはずです。

⇒カルディのバードフレンドリーコーヒー

とにかく取り扱うコーヒー豆の種類が多いカルディですが、中には、しっかりバードフレンドリーコーヒー豆も取り扱っています。

全国展開しているカルディなので、地方在住の方でも「手軽にバードフレンドリーコーヒーを手に取れる」という意味で紹介しました。

「バードフレンドリーコーヒーの味や風味は、会社によって違うのか?」という疑問があると思います。

しかし、コーヒーの味や風味は焙煎度によって変わります。

なので、どちらの会社の製品を選んでも大差はないというのが個人的な感想ですつまり、どちらを選んでも美味しく飲めます

【豆知識】珈琲豆は農薬使用が多い作物のトップ3にランクイン

最後に、コーヒーの役立つ豆知識をお伝えします。

「珈琲豆は、世界で3番目に散布される農薬が多い作物」です。

どのような農薬が使われているかは把握していませんが、日本では禁止になった毒性の強いものを使用している可能性も否定できません。

先程も解説しましたが、バードフレンドリーには認証条件に「有機栽培であること」があります。

実は、高木の木陰で育つバードフレンドリー珈琲は、周辺の高木が落とす葉などによる腐食で、土の栄養価が高く肥料が少なくて済みます。

また、渡り鳥が害虫を食してくれるため、農薬の使用量も少なくなります。

つまり、バードフレンドリーコーヒーは有機栽培に適しているのです。

渡り鳥や森林環境にいいだけではなく、生産者や消費者の身体にもいい珈琲なのですね。

まとめ:自宅で地球環境に貢献しよう

あなたが飲む一杯のコーヒーは、森の中で鳥や生物が元気に活動できる場所で育てられたものですか?

バードフレンドリーコーヒーは、自宅でコーヒーを飲みながら「渡り鳥や環境の保護活動に参加できる」素晴らしさがあります。

人はなぜ、ボランティア活動や環境保護活動を頑張ることが出来るのでしょうか?

僕は、「豊かな心になりたいから」だと思います。

自分のことしか考えられない貧しい心より、広い視野を持って世界に貢献できる豊かな心を、誰でも望んでいます

さらに、地球に環境に貢献しながら、自身の健康にもいいのがバードフレンドリーコーヒーです。

毎日飲むコーヒーだからこそ、一度は試してみたいですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【あわせて読みたい】

バードフレンドリー以外にも、フェアトレードという制度もあります。こちらも、世界の問題を解決する商品なので、興味のある方はご覧ください。

スポンサーリンク





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする