卵の黄身の色が薄いのはなぜ?【答えは餌に秘密があります】

本記事は、「卵の黄身の色がなぜ薄いのか?」調べている方向けの記事です。

一般消費者には知られていない、18種類の色から選んで作られる卵の色について解説していきます。

 

✔本記事のテーマ

本記事のテーマ(説明画像)

✔本記事の内容

・卵の黄身の色が薄いのはなぜ?【答えは餌に秘密があります】

卵の黄身の色が薄いのはなぜ?【答えは餌に秘密があります】(説明画像)

・卵の色や安全性は餌が全て

卵の色や安全性は餌が全て(説明画像)

・【余談】卵の殻の色と栄養価は関係あるのか?

【余談】卵の殻の色と栄養価は関係あるのか?(説明画像)

この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。

オーガニックと食に精通した僕が書く記事なので、記事の信頼性は高いと思います。

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卵の黄身の色が薄いのはなぜ?【答えは餌に秘密があります】

結論から話すと、卵の黄身の色が薄いのは餌が関係していて、生産者はその色を自由自在に変えることができます

以下、根拠を解説してきます。

・15種類の色から生産者が選び餌で調整する卵の色

多くの卵の黄身の色は、産み落とされる前からコントロールされています

配合飼料メーカーは、卵黄色の判定基準に15種類の色のカラーチャート(下の写真)を持っていて、農家の色の希望に合わせた餌を配合します。

15種類の色には、写真のように左の薄い白っぽい黄色から、右に行くにつれて濃いオレンジ色に変化します(数値が大きいほど黄身の色は濃くなります)。

※写真は18種類になっていますが、その理由、次のセクションで解説します。

ちなみに、僕が昔、祖母の家で食べた卵は一番左の白っぽい卵、今よく見る卵の色は半分のより右側の濃い方(オレンジ色)ですね。

草や雑穀などを食べて自然に育った鶏の卵は、白っぽい黄色の卵になります

農家はこのカラーチャートを見て、「15番くらいの色の卵にしたい」と注文します。

すると、飼料メーカーはそのような色になる添加物を混ぜて、農家に餌を販売するのです。

・今は18種類!どんどん濃くなる卵の色

驚くことに、昔は15種類だったカラーチャートは後に3種類追加され、現在のカラーチャートは18種類になっています(先程の画像です)

実は卵の色は、生産者の好みでは決まりません。卵の色の決定権は、取引する量販店やスーパーが持っています

なぜなら、どのような卵が売れるかを最も熟知しているのが、お客様に最前線で販売する量販店やスーパーだからです。

つまり、卵の色が濃くなる理由は消費者が、色の薄い卵より色の濃い卵を選ぶからです。

このように、消費者の購買意欲を高めるために、わざわざ、黄身が濃くなるようなものを餌の中に入れているのです。

・「黄身の色が薄い卵=栄養価が低い」は間違い

「黄身の色が薄い卵=栄養価が低い」

こう思っている方はいませんか?実は、この考えは間違っています。

多くの日本人は「卵の黄身が濃い=栄養価が高い」と、間違った情報を頭に入れている方が非常に多いです。

理由は、メディアやスーパーの宣伝に洗脳されているからです。

CMやスーパーのポップにも、色が濃い黄身の写真を掲載し、「栄養満点!」とか「美味しい!」などと宣伝しています。

これははっきり断言できますが、「色の濃い卵=栄養価が高く美味しい」は間違いです。黄身の色と栄養価は全く関係ありません。

この間違った情報こそ、近年の卵の色が濃くなっている原因なのです。

・卵の色は餌の色!着色料で消費者ニーズに応える

生産者や販売者は消費者ニーズが全てです。

黄身の薄い卵より、オレンジ色のような濃い卵が売れるため、日本の卵の色は異常なほど濃くなってしまいました

 

先程、「飼料メーカーは添加物を混ぜて、農家に餌を販売する」と解説しました。これをもっと詳しく言えば、色を確実にだすために着色料を餌に添加します

この着色料には天然由来のものもあれば、石油由来の化学合成された着色料もあります

 

着色料の危険性については、ここでは書きませんが、お店で売ってある卵には、どのような着色料を使い色を調整しているのか表示がありません

 

僕達消費者が、「着色料を餌に入れてまで、濃い卵なんかいらない」と言えば、次第に、卵の色は昔のように白っぽくなっていくでしょう(自然な色です)。

 

卵の色や安全性は餌が全て

結局、卵が黄色いのは、主にとうもろこしを餌にしているからです。

 

信じられないかもしれませんが、お米を餌として与えれば白い卵になります。鶏にニラばかり与えていたら、黄身が緑色になります。

 

安全性についても同様で、今の日本の鶏が食べている餌は、ほぼ残留農薬や遺伝子組み換えのある飼料です。

この餌を食べた鶏が産む卵を食べる、人間の健康に影響はないのでしょうか?残念ながらあります。

 

餌にこだわり卵を生産している養鶏農家から、餌の危険性について聞いた話があります。

内容を以下の記事にまとめていますので、興味のある方はご覧下さい。

 

 

このように、卵の色や安全性は餌が全てだと言えます。

今食べている卵が気になる方は、スーパーや生産者に問合せてみるのもいいでしょう。

 

【余談】卵の殻の色と栄養価は関係あるのか?

□■問題□■

スーパーでは外見が白い卵と、赤褐色の卵の2種類が売られています。どちらが、栄養価が高いでしょう?

■□答え■□

外見の卵の殻の色は、鶏の種類による違いなので栄養価は全く関係ない。よって、判別不能。

 

要は、外見の殻の色だけでは分からないです。

 

多くの方が、外見が赤褐色の卵の方が、栄養価が高く高級だと思っています。

理由は、赤褐色の卵の方が白い卵より値段が高いからです。値段が高い理由は、赤褐色の卵を産む鶏の方が、白い卵を産む鶏より餌を多く食べるからです。

 

つまり、卵を生産するコストが高いので、赤褐色の卵は価格に反映され値段が高くなります。決して、栄養価が高く高級だからではありません。

 

重要なのでもう一度いいます。

「卵の殻の色の違いは原則、鶏の種類の違いで栄養価には差はありません」

 

まとめ

今日は、「卵の黄身の色は、鶏が食べたもので決まる」ことを解説しました。恐らく、知らなかった方がほとんどだと思います。

 

僕ら消費者は、「食」や「食の現場」について、正しいことをどれくらい知っているのでしょう?

一部のメディアや週刊誌などの、根拠のない情報に踊らされてお肉や卵、お野菜等の食材を購入していませんか?

 

しっかりした食べ物を選びたいのであれば、周りの情報に振り回されないことが大切です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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