「ネットで自分の作る野菜を販売したいがやり方が分からない!」
そんな方って意外と多いと思うんです。
今回は、僕の経験からネットで野菜を売るために必要なことをアドバイスさせていただきました。
✓ネット販売は対面でお野菜を売るのとは違い、相手に刺さる言葉(文字)が必要
✓ネットで販売するのに必要なツールは①販売ページ(申し込みページ)、②ブログ、③SNS(Facebook、Twitterなど)
✓マッチングサイトなど他者の作ったプラットホームを活用することも手段の一つ
といった部分に言及しています。
ネット上で販売をしていきたいのですが、何からどう始めるか悩んで進めずにいます。
私の現在は以下のような感じなのですが、アドバイス頂けないでしょうか?
・面積は2,3箇所で一反弱有ります(1人で苗づくり〜栽培〜収穫〜無人の店、買取飲食店へ計量と袋詰め〜納品してます)
・しかし現実の収入を見た時に利益はあまりないと言うのが事実です、少しでも利益を向上したいです
・以前、資料をいただきましたが模索するにも知識やらと無さすぎて一歩も前進しておりません。SNSはLINEしか使ったことがなくYoutubeは観るだけです
・以前、高城さんがお話されていた農業+αが自分ありません
Aさん こんにちは^^
簡単ですがアドバイスさせていただきますね。
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面積は2,3箇所で一反弱有ります
(1人で苗づくり〜栽培〜収穫〜無人の店、買取飲食店へ計量と袋詰め〜納品してます)
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僕も1反くらいの面積で、1人で苗づくり〜栽培〜収穫を行うのでAさんと全く同じですね。
Aさんと僕の違っているところは、はやり販路だと思います。
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しかし現実の収入を見た時に利益はあまりないと言うのが事実です、少しでも利益を向上したいのです。
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僕の場合、年間100品目くらい作っています。畑に色々植わっているお野菜からお客さん宅に7品目程のお野菜を梱包しお客さん宅に届けています。
届けるのは業者がしてくれますので、僕は収穫~梱包までですね。
僕の宅配は「定期購入」1セット、2500円で送料もすべてお客さんが負担してくれます。
定期購入はいわゆるサブスクリプションってやつで、毎月、定期的にお客さんから野菜の購入金額が振り込まれます。
ダンボール代など諸々引いても1セット2300円は残ります。
ネットで集客しているので、広告費用もゼロ。有機農業なので、資材や農薬、肥料代もありませんので利益率はメチャ高いです。
①僕がネット集客に力を入れようと思った理由
認知してもらうために、イベント出店や対面営業をするのが嫌だったからです。
そして、ネットなら自宅にいながら、動線を作り込むだけでお客さんの方から勝手に集まってくるからです。
②なぜ、お客さんが送料まで負担し僕の高い野菜を購入するのか?
顧客にターゲットを絞り込み、そのターゲットが食いつくようにネット上で情報を拡散しているからです。
例えば、「安全な有機野菜」を探している方はたくさんいますが、細かく分解すると、
✔体調を壊して食に気をつけている方
✔オーガニックレストランなどの飲食店
✔子供に安全なものを食べさせたいママ
などなど、
有機野菜を求める方にも様々な属性がありますので、自分がどの層に野菜を売りたいのか?どの層から求められそうか?などを考えることがまず、第一のステップです。
ネット販売は対面でお野菜を売るのとは違い、相手に刺さる言葉(文字)が必要なんです。
納得し信頼できる実績があれば、お客さんは少々高くても必ず購入してくれます。
レストランであれば販売ページのタイトルに「家庭で有機野菜を食べる方は外食を避けるって知っていました?」
とか
子供に安全なものを食べさせたいママであれば「今食べているものが将来の家族の健康につながりますよ」
みたいな感じで、お客さんの食いつくポイントが違うんです。
Aさんも同さんで、ネット販売を考えるのであれば、まずはAさんの作るお野菜の見込み客を絞り込む必要があります。
ターゲットが決まれば、後は、自宅で手と頭を動かし、お客さんに「興味→申し込み」までの導線をつくることです。
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資料をいただきましたが模索するにも知識やらと無さすぎまして一歩も前進しておりません。SNSはLINEしか使ったことがなくYoutubeは観るだけです
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Aさんのお野菜をネットで販売するのに必要なツールは、①販売ページ(申し込みページ)、②ブログ、③SNS(Facebook、Twitterなど)になります。
この3つは、もう避けて通れません。
①販売ページ(申し込みページ)だけ作ればいいじゃないか?と思われるかもですが、お客さんがネットで検索し、ダイレクトにAさんの作った販売ページ(申し込みページ)にたどり着くことはあり得ないからです。
Aさんも、グーグルの検索窓に打ち込むとき。「●● 価格」みたいな感じで、知りたいキーワードを打ち込みますよね?
ここで重要なのが、Aさんの販売ページをダイレクトに検索する方はいないという事実です。
では、どうやって①販売ページ(申し込みページ)までお客さんを連れてくるか?なんですが、それが②ブログ、③SNS(Facebook、Twitterなど)です。
Aさんの想いを②ブログ、③SNS(Facebook、Twitterなど)で発信することで、お客さんはAさんに共感をしてくれます。
そのお客さんが、Aさんのファンになって将来的にはAさんのお野菜を購入してくれる見込み客となるわけです。
なので、どんなに辛くても①までお客さんを誘導する②、③は必ず準備する必要があります。
※僕もいつか初心者向けの①、②、③を自分で作れるように学べる教材を作りたいと思っています。←さぼり癖があり中々進んでいませんが(笑)
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以前、高城さんがお話されていた農業+αが自分ありません
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+αは、Aさんのお野菜販売につながるものがベストです。
なければ今ある資源(農地と畑)を使って体験型観光などを打ち出すのも手かと思います。
「農園に遊びにきませんか?」と銘打ち、収穫体験やBBQを行う。集客方法はネットが苦手ならば、チラシを作ってご近所にポスティングするなどの方法などがあります。
まずは、Aさんのお野菜を知ってもらうところから始めるのです。
そんな地道な努力が、一人、また一人とAさんのお野菜に興味を持ってもらうお客さんを増やすことになるでしょう。
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ここからは余談です。
ここまで書いてきたことは、全て「自分でネットの集客仕組みを作る方法」です。
Aさんがネット販売をお考えなら、もう一つの方法で「他人が作ったプラットホーム」を活用する方法もあります。
例えば「ゴヒイキ」は農家と消費者をつなぐマッチングサイトです。
手数料が引かれることや、他と埋もれてしまいAさんのお野菜ブランドが確立できないなどのデメリットもありますが、登録するだけで、ネット上で自分の野菜を知ってもらえるのでかなり楽です。
Aさんはネットの初心者なようなので、まずは、「他人が作ったプラットホーム」を活用することも選択肢の一つだと思いました。
アドバイスは以上になります。
不明な点はいつでもご相談くださいませ^^
上記は、僕が運営している無料のコミュニティ「個人農業者の勉強部屋(経営力UPを目指す!)」でのやり取りです。
参加に興味のある方は、以下の記事をご覧ください。