野菜は与える肥料の種類や量によって味が変わってきます。
確かに肥料過多は、野菜の味を落としますがどの程度与えればいいのでしょうか?
今回は、僕の経験をもとに野菜に肥料を与える考え方についてアドバイスさせていただきました。
✓肥料は野菜からの発せられるメッセージから考える
✓ネットの情報や農協の指導などは明らかに肥料過剰
✓有機肥料は化学肥料より「たちが悪い」こともある
といった部分に言及しています。
私も高城さん同様、味にこだわって野菜を作りたいと思っています。
高城さんは、「肥料はできるだけ抑えた方が美味しい野菜ができる」と仰っています。
そこで質問なのですが、自分でぼかし肥料を作っていますが、それもやらないほうがいいのでしょうか?
米糠、籾殻、納豆菌、ヨーグルト菌、イースト菌、おから、など人が食べる物を入れて発酵させています。まだわからない事ばかりで初心者の質問ですみません。
Aさん こんにちは^^
Aさんも僕と同じですね!
化学肥料を使わないので、成長がメチャ遅いですよね。
化学肥料の力、恐るべしです!
僕もブロッコリーはまだ花蕾がでてきたばかりです。
Aさんが相当、こだわっているのがこの文面でよく分かります。
ご質問の件ですが、肥料はお野菜の様子を見て与えるべきです。
✓葉の色が黄色くなっている
✓成長が止まっている感じがする
こんな感じがしたら、明らかに肥料不足です。
成長を少し助けてあげる程度に、自作肥料を施すといいでしょう。
※人間も同じですよね。何も食べなければ栄養不足で病気になってしまいます。
問題は教科書通りに肥料を与えることです。
ネットの情報や農協の指導などは明らかに肥料過剰です。
毎日、Aさんの畑の中で育つお野菜の様子をじっくり観察してみましょう。
必ず、お野菜たちはAさんにメッセージを送っているはずです。
意外かもしれませんが、有機肥料は化学肥料より「たちが悪い」こともあります。
なぜなら土中での分解が非常に遅いためです。
化学肥料なら速攻性があり、散布するとすぐ効果が現れるのに対し、有機肥料は分解が遅いため、土中に長く残っちゃうんですよね。
ということは、お野菜の要求量以上に有機肥料を与えると、消費しきれずに土中に残留するわけです。
農家はそれを知らずに、次作も同じ量の肥料を与えます。
土中には消費しきれなかった肥料が残る一方です。
一般的に、有機肥料はOKで化学肥料はNGみたいに言われますが、このようなことを考えると、決してそんなことはありません。
だから、Aさんご自身のお野菜と対話が必要なんです。
※巷の情報に惑わされないでくださいね。
✓葉の色
✓根の張り方
✓葉脈の太さ
✓葉茎比率
お野菜はこのようなところから、Aさんにメッセージを送っているはずです。
結論です。
・肥料を与えるのは問題ありません
・ただし、与え過ぎは駄目です
・野菜からのメッセージを受取り必要な分だけ与えましょう
お野菜に愛を持って接していれば、肥料の適量が見せてくるはずです。
頑張って下さいネ^^
上記は、僕が運営している無料のコミュニティ「零細個人農業者の勉強部屋(経営力UPを目指す!)」でのやり取りです。
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