この記事は、このような方に向けて書きました。
✔本記事のテーマ
✔本記事の内容
・残留農薬の被害事例 |
・原因は恐らくパンに付着した残留農薬 |
・農薬が残った輸入される危険な作物 |
この記事を書いている僕は、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。
自身が小麦系の残留農薬アレルギーに苦しんでいるため、記事の信頼性は高いと思います。
この記事の目次
残留農薬の被害事例【パンで苦しむ僕が症状と原因を話します】
このセクションでは、僕の症状について体験談を具体的に書いていきます。
・突然の痒みや湿疹が特徴
いつの頃だったか忘れましたが、このブログの管理人である私は、突然の発疹に悩まされています。日頃は何ともありません。
普通の方と同じで、当たり前のように生活しています。
ただ、何らかの原因である日、突然、手のひらや指と指の間が猛烈にかゆくなることがあります。
・症状は具体的にどんな感じ?
その症状を詳細に書けば、以下のような状態でした。
・食をオーガニックに変えてから症状は治まる
理由が分からず、そんな辛い生活を何年も送った後、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」をオープンさせます。
お店は、食材と調味料にとても気を使っていますので、僕ら家族も日々食べるものが、オーガニックなものに変わっていきました。
するとどうでしょう?僕の発疹は治まったのです。
オープンして1年経ち、2年経つけど全く手に発疹がでません。
今までの異常な発疹は「食べもの」が原因で、何かにアレルギーがあったのね!
そんな話を家族としていました。
原因は恐らくパンに付着した残留農薬
痒みが治まってから2年が経過したある日の朝。
その日は休日で、朝起きてから家族で市内でも人気のあるパン屋さんに行きました。ハード系のパンで添加物も入っていなく、普通に美味しかったです。
しばらくすると、耐えきれないくらいの痒みが手のひらと指の間を襲います。
まさか・・・・・またいつものアレか?
・なぜ、パンの残留農薬を疑ったのか?
今まで体の状態、この日の体の状態からして、今食べたパンが原因なのは間違いないと思いました。
文献を調べてみると、どうやら僕は小麦のグルテンアレルギーではなく、小麦に付着していた農薬に対するアレルギーの可能性が疑われるのです。
そして、小麦に使用する農薬で多く使われているのが、除草剤のラウンドアップの可能性が高いことも分かりました。
ラウンドアップで、僕と同じような症状になっている方が、調べるとたくさんいたのです。
その日は、氷を手につけないと眠れないくらい痒くなりましたが、いつものように3日くらいで治まりました。
・プレハーベスト農薬とポストハーベスト農薬
「プレハーベスト農薬」、「ポストハーベスト農薬」という言葉。初めて聞いた方も多いと思います。
直訳すると、「プレハーベスト農薬」は収穫前にかける農薬、「ポストハーベスト農薬」は収穫後にかける農薬です。
一般の方は、このような疑問が沸くはずです。
結論から言えば、除草剤のような農薬は、害虫退治や除草以外にも、作物の品質保持のために使われたりします。
具体例を下に挙げますね。
プレトハーベストで言えば、
実(穂)を一斉に乾燥させるためです。
小麦は一斉に熟すことが難しく、このことが収穫作業の効率化の妨げとなっています。これは、除草剤であるラウンドアップがよく使われています。
ポストハーベストで言えば、
海外から日本に輸入される農産物は、長い時間をかけてやってきます。
遠い外国へ時間をかけて運ばれる農産物は、その運送時間が長くかかるほど、運搬中に発生する害虫やカビによって品質を悪くして商品価値を下げてしまいます。
それを防ぐために、収穫した農産物に農薬を振りかけます。
しかも、畑で使う農薬の数百倍濃い濃度で。
中には表面に付着するだけなく、農産物の内部まで浸透するものもあると言われています。
敏感な方はその農薬に対して、僕のように身体が反応してアレルギー反応が起きているのです。
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農薬が残った輸入される危険な作物
日本で消費されている小麦の8割以上は輸入ものです。
特別なものを除いて、そのほとんどにプレハーベスト、ポストハーベスト農薬は使われています。
パン、インスタントラーメン、パスタの麺などは、ほとんどすべて輸入小麦で作られています。
その他にも、輸入されるオレンジやレモン、じゃがいもなどポストハーベスト農薬使用が疑われるものはたくさんあります。
僕ら人間が口にするだけではありません。
家畜が食べる餌にも大量にポストハーベスト農薬は使われています。
そして、お肉や卵の畜産物から、間接的にポストハーベスト農薬を体内に取り込んでいるのです。
参考:平飼い卵はなぜ安全なのか?養鶏農家が語るアニマルウェルフェア
まとめ
僕もそうですが、多くの方が、自分の知らない間に農薬の犠牲者になっていています。
口に入れる時「これ大丈夫かな?」って、いつも心配しながら生きていかなければならない方が日本にたくさんいます。
本人が気をつけていても、外出先でいただいたケーキ、親戚の集まりで食べるピザ等、「これ食べません」と言えない状況もあります。
これを読んでいるあなたにもそれを知って欲しいし、妊娠中や小さいお子様がいるお母さん方には、食べものに特に注意して欲しいのです。
これが、今、僕が一生懸命に農薬を使わない有機農業を頑張っている理由です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。