結局、おすすめの安全な食用油ってどれ?⇒菜種油or米油orごま油です

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本記事は安全な食用油を、時間をかけて探したけど見つからなかった方向けの記事です。

✔記事の信頼性

この記事を書いている僕は、有機jas認証農家でオーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営しています。

あなたと同じように、悩みに悩んで納得する安全な油にたどり着き、実際お店でも使用しています

記事の信頼性は高いので安心してご覧ください。

 

✔記事の主な内容

※興味があれば、以降の本文も読み進めて下さい。

・僕が市販の安い食用油を嫌う理由

あなたも同じ?僕が市販の安い油を嫌う理由(説明画像)

・安全な食用油をおすすめできる方【3パターンで考えた】

安全な食用油をおすすめできる方【3パターンで考えた】(説明画像)

・求めるのは安全な食用油で「明るい食卓+健康な未来」

求めるのは安全な食用油で「明るい食卓+健康な未来」(説明画像)

結局、おすすめの安全な食用油ってどれ?⇒菜種油or米油orごま油です

きっと、こう思っている方はとても多いと思います。僕も3年前は同じ気持ちでした。安全な食用油を探し回る毎日に疲れ果てていました。

・市販の安い食用油【ここが嫌じゃない?】

この記事を読んでくれるあなたは、僕と同じ気持ちかもしれません。市販の安い食用油を嫌う理由はこんな感じじゃないですか?

 

もし、あなたがスーパーで購入する安い食用油についてこのような感情を抱いていたら、ここから先は読み進める価値はあると思います。

 

⇒原料の遺伝子組換え作物が心配

食用油の原料となるトウモロコシ、大豆、菜種はほぼアメリカとカナダから輸入されていて、これらは遺伝子組み換え作物です。

 

日本では食用油の遺伝子組換え表示は義務化されていませんので、日本人は知らない間に、遺伝子組換え作物から作られた食用油を口にしています。

 

⇒食用油を抽出するために使用される薬品が心配

作物から油を絞り出す方法は、化学物質を使う溶剤抽出法機械を使い昔ながらの方法で絞り出す圧搾法があります。

 

安い食用油の多くが化学物質を使った溶剤抽出法で、有機溶剤や石油系溶剤が使用され、若干ですが油に残留している可能性もあります

参考:安全な食用油を見分ける3つの着眼点【抽出法と原材料が重要です】

 

⇒加熱調理や食事中に気分が悪くなる

敏感な方なら言っている意味が分かると思います。「油酔い」とも言うみたいで、僕と同じように悩んでいる方がたくさんいます。

 

・安全な食用油をおすすめできる方【3パターンで考えた】

 

✔おすすめの食用油の概要表

商品名

種類

おすすめできる方

平田産業 純正菜種サラダ油

菜種油

サラダ油をやめて

何を使えばいいか分からない方

カネゲン 圧搾一番しぼり 国産なたねサラダ油

菜種油

三和油脂  コメーユ

米油

外国産は嫌!

国産原料にこだわりたい方

三和油脂  毎日の米油

米油

玉締め一番搾り・小野田製油所のごま油

ごま油

希少性の高い極上油に興味のある方

 

上記5つを選んだ基準は、以下の3つの理由からです。

1.原料が遺伝子組み換えでない

2.圧搾法であること(抽出に化学物質不使用)

3.精製段階の高温や薬剤で栄養素を失わないこと

 

紹介する食用油は、ヘルシー志向のあなたにおすすめしたいものです。

 

 

⇒サラダ油をやめて、何を使えばいいか分からない方

サラダ油をやめて何を買えば良いのかわからないという方は、まず、菜種油に変えてみましょう

理由は、キャラノーラ油やサラダ油と、元々の原料が近いので、初めての方でも、料理に取り入れるのに抵抗が少ないのからです。

 

安全な菜種油といえば、日本でトップクラスの平田産業でしょう。平田産業 純正菜種サラダ油を、僕のお店では使っています。

遺伝子組み換えでない菜種を、圧搾、湯洗い、濾過という昔ながらの製法がこだわりです。

 

 

僕のお店での用途は揚げ物、ドレッシング、お菓子作りと色々です。油にクセがないので、汎用性があります。

毎日使っていますが、香りや味、粘度、色などで使いにくさを感じることはありません。

まとめてインターネットでの購入が楽です。結構重たいので、運んでもらえるだけでも助かります。

 

ただしこの油は、遺伝子組換えではありませんがオーストラリア産です。

もし、あなたが、「輸入品ではなく、国産の菜種を原料にした油がよい」という方には、同じく平田産業から、国産菜種油を使ったサラダ油「カネゲン 圧搾一番しぼり 国産なたねサラダ油もあります。

 

 

こちらは少し値段が上がります。理由は、一般の食用油の原料菜種はほぼ海外産の中、国産菜種を使っていて超レアものだからです。

本物志向の方に人気があるようです。

 

※ちょっと余談

ちなみに、キャノーラ油と菜種油の原料は同じ菜種です。2つの違いは、菜種油に使う菜種の品種と、キャノーラ油に使う菜種の品種が異なるだけです。

参考:サラダ油とは?キャノーラ油との違いなど食用油について解説します

 

 

⇒外国産は嫌!国産原料にこだわりたい方

国産原料にこだわり、菜種とは違った油を楽しみたい方は、三和油脂という会社が作る「 三和油脂  コメーユ」がいいでしょう。

 


馴染みが薄いですが、玄米を精米するときに出る、米糠から作られた油です。米油の優れた特徴は以下のとおりです。

・米ぬかに含まれる栄養素を多く含む

・空気・光・熱による酸化安定性に優れる

・天ぷらなどの揚げ物料理に使用しても油酔いしにくい

・お米は日本で多く作られているので、海外から輸入するときのように、原料輸送に係るエネルギーが発生しない

・もちろん国産なので遺伝子組み換えもない

さらに、米油の抽出も、圧搾法と、溶剤抽出法があり、圧搾法で得られたものは、米ぬかに含まれる栄養素が多く残ります。

つまり、圧搾法で作られた米油は、原料、精製法、含まれる栄養素、このすべての面において大変優れた食用油なのです。

 

 

もう少し手の届きやすい値段で探すなら、同じく三和油脂(株)の「三和油脂  毎日の米油」がおすすめです。

 

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まいにちのこめ油 毎日のお料理に欠かせないのが油ですよね 揚げ物、炒め物、サラダなど何にでも使えるのがまいにちのこめ油です クセがなく、もたれにくく、冷めても美味しくいただけます なんと言っても揚げ物をするときの泡立ちが少なくカラッとあがり油っぽさがないのがいいですよ 新鮮な国産玄米から生まれた安心、安全、おいしいこめ油です 一度使ってみてください byスタッフ吉川 #奈良 #かんとりい 東登美ヶ丘 #オーガニック #自然食品 #こめ油 #三和油脂

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ここで紹介した以外にも、米油を検討する際には、できるだけ安全な米糠を、鮮度を保ったまま加工できるメーカーのものを選ぶと良いでしょう。

 

その理由は、米糠は農薬成分が残る部分で、かつ、傷むのも早いという性質があるからです。

 

 

⇒希少性の高い極上油に興味のある方

安全な食用油を懸命に探している方は、太白ごま油を使う方法もあります。

 

小野田製油所の「玉締め一番搾り・小野田製油所のごま油」は、圧搾法で絞られ化学物質を使用していません

玉締め方という方法で圧搾した後、最終的に和紙で濾すというこだわりぶり全て手作業で、信じられないくらい丁寧に作られています

日本でここまで丁寧に作って食用油はほとんどなく、文句のつけどころがない、極上レアな食用油です。

 

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小野田製油所のごま油を使い倒して早1年。昨年度のまち大泉のテーマ消費材だったので、ごま油愛がたぎったまま今夜も大活躍です。 豚とニラのチヂミは生地にも入れるし焼く時にも使用。ブロッコリーを茹でる際にもお湯に塩とごま油を入れるとほどよく青味がコーティングされて美味しいです。何もつけなくても冷めても美味しいのでお弁当にも良し! 2月に新宿区落合の小野田製油所工場見学に行ってきました。そこで搾りたて無濾過のごま油を味見させてもらってその美味しかったことたら… (※無濾過だとタンパク質が多く含まれて変質しやすいので見学者限定の特別です) #ごま油が決め手 #もちもちチヂミ #野菜茹でるときもごま油 #ごま油 #伝統の玉締めごま油 #もう一杯飲めるごま油 #小野田製油所 #生活クラブのある豊かなくらし #生活クラブの消費材 #生活クラブ #生活クラブ生協 #練馬区 #大泉学園 #まち大泉

生活クラブまち大泉(@machi.ooizumi)がシェアした投稿 –

風味づけに使われるごま油は、焙煎したごまを使うので、色と香りがありますが、太白ごま油は生のごまを使うので、香りも色もついていません。

そのため、お菓子作りから、揚げ物など幅広い用途に使うことができます。

この油は、厳密には一度加熱してあるので、厳密には太白ごま油とは呼べません。

しかし、ごまが焦げないようにゆっくり丁寧に焙煎してあるので、一般的な焙煎したごま油のような強い風味はないのです。ほのかに香り、揚げ物にもドレッシングや炒め物にもおすすめです。

<<この油の注意点>>

ごま油がオメガ6系脂肪酸であること

オメガ6系脂肪酸は加工食品に多く含まれ、知らない間に過剰摂取している可能性があるため、摂り過ぎに注意が必要です。

脂肪酸の話は、以下の記事で詳細に解説していますのでご参考下さい。

>>サラダ油とは?キャノーラ油との違いなど食用油について解説します

求めるのは安全な食用油で「明るい食卓+健康な未来」

・安全な油を選ぶための3つの着眼点

ここまで読んでいただき、もしあなたに気に入る食用油が見つからなかったら僕の力不足です。すみません。

でも、ご自身でお探しになるときに、以下の3つの点を考えれば、自ずと安全な食用油にたどり着けるはずです。

ちなみに、今日ご紹介した5つの食用油は、全てこの3点の独自基準をクリアしたものです。

【着眼点1:原料】原料は遺伝子組み換えの可能性あり

【着目点2:搾取】抽出は化学物質か圧力か

【着目点3:精製】栄養素の損失や有害物質の発生

詳細は、以下の記事で解説していますのでご参考下さい。

・あなたは「安全な食用油」を探していない!

安全な食用油を探しているのはもちろんですが、それだけではないと思います。

 

あなたが安全な油を探す理由は、以下の2点だと思います。

・家族が安心して笑顔で料理を食べる食卓

・自分と家族の未来の健康

 

昔の僕と同じで、今、使っている食用油を使い続けて大丈夫か心配になっていると思うのです。

是非、その感性を大事にして下さい。

 

あなたなら、きっと体が喜ぶ食用油を手に入れ、明日の健康も一緒に手に入れるはずです。

そんなあなたを応援しています。

 

<余談>

紹介した油を使い続けていると、他所で他の油を使った料理(恐らくは質の低いもの)を口にしたり、匂いを嗅いだりすると、すぐに分かるようになります。

胸焼けしてしまうこともあります。慣れは怖いですね^^

 

✔記事で紹介したおすすめ食用油のまとめ

○サラダ油をやめて何を使えばいいか分からない方

○輸入品ではなく、国産の菜種を原料にした油がよい方

○国産原料にこだわり菜種とは違う油を楽しみたい方

○上記の商品「コメーユ」よりもっとリーズナブルな米油が欲しい方

 

希少性の高い極上油に興味のある方

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