「いただきます」の意味を考える!食事の前になぜ手を合わせるのか?

こんにちは。

 

やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)のオーナー 兼 有機野菜を作っている高城です。

 

 

食事の前の「いただきます」という言葉。

あなたは「いただきます」に、どのような意味が込められているかご存知ですか?

 

 

 

『食材に対する感謝の気持ち』『作ってくれた人に対する感謝の気持ち』の大きく2つ、語源があると言われています。

 

 

 

2019.2月に、やさいの庭 Chiisanateでは前者(食材に対する感謝の気持ち)を深く考えるために、「命をいただきます」という野外講座を開催しました

 

この講座では、実際に生きた鶏を目の前で解体し食すという、中々体験することが出来ない講座です。

 

 

 

今日のお話しは、講座を開催するに至った経緯や、講座を開催した日の参加者の様子などをお伝えし、皆様に今一度、「いただきます」の意味を考えてもらいたい思います。

 

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食卓から見えない「農の現場」

スーパーにいくと、綺麗にパック詰めされたお肉がたくさん並んでいます。

豚肉、牛肉、鶏肉、色んな種類のお肉があります。

 

 

 

更に胸やもも、ロースといった部位ごとに分かれていて選ぶのも一苦労。

 

ですがこの売場で、このお肉の生きた姿を想像する方がどれくらいいらっしゃるでしょう?

 

 

 

どんなお肉も、スーパーに並ぶ前は1つの生きている尊い命がありました

 

お肉としてスーパーに並ぶ前は、生まれてから屠畜されるまで様々な環境のもと人間によって飼育されるのです。

 

 

 

 

最近、「食」と「農の現場」が遠すぎると感じます

生産者でない私たちの多くは、スーパーでお野菜やお肉・卵を購入するからです。

 

 

私達消費者からすると、食べものスタート地点はスーパーです

だから、食べものはスーパーでお金を払えば買えるものと勘違いしてしまう。

 

 

 

 

私の体験ですが、22歳の頃に初めて牛の屠殺現場を見ました。

 

 

動いて暴れないように鉄輪で4本の足を固定し、牛の額に人間が銃みたいなものを打ち込みます。

当然、額に銃を打ち込んだ人間は、返り血を浴び血まみれになります。

 

 

打ち込まれた牛はその場に倒れ苦しそうに暴れまわりますが、固定された鉄輪で足を固定されているため思うように動けません。

 

牛の目からは涙が流れていました。

 

 

 

このような現場を目にして、私は衝撃を受けると同時に、今まで「お肉はパックに入って売られているもの」と思っていた自分が恥ずかしくなりました。

 

 

 

そして当然、お肉としてスーパーに並ぶには屠殺しなければなりません。

誰かがその役割を担っていることなんて、この日初めて知ったわけです

 

捨てられる食べものたち

「食品ロス」という言葉があります。

まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

 

~消費者庁Webサイト抜粋~

日本では、年間2,759万トン(※)の食品廃棄物等が出されています。

このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は643万トン(※)。

これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食糧援助量(平成29年で年間約380万トン)の1.7倍に相当します。

 

ちょっと、今の日本は酷いですね。

 

 

 

お金さえ払えば食べものは買えるので、安く大量に購入すると結局余ってしまいます。

それらは人間の口に入ることなく捨てられていくのです。

 

 

 

特に、飲食店やコンビニなどの事業系食品ロスがその多くを占めています。

もはや、食べものではなく命のない物質としか考えられていません。

 

食品ロスについては、「食品ロスの原因は何?食品ロスの現状と家庭でできる対策を考える」で詳しく書いていますのでご参考下さい。

 

 

 

大人がこのような状況なので子どもに「食べものを大切にしましょう」「いただきますを言いましょう」という資格はないと思うのです。

 

説得力に全く欠けるし、心にもないそんな言葉は子どもに響きません。

 

 

 

こんなモヤモヤとした気持ちがあって、この野外講座「命をいただきます」を開催することにしました。

 

 

この講座の狙いは、親子で生きている尊い命をいただく現場を見て「いただきます」の深い意味を考えるということ

 

 

 

協力して下さったのは、宮崎県児湯郡川南町で採卵鶏を飼育する「近藤自然農園」さん。

 

放し飼いで、餌は添加物や抗生物質を使わない、鶏本来の能力を引き出す飼育(アニマルウェルフェア)を実践しているこだわり生産者です。

 

事実を冷静に受け止めた子どもたち

当日、一通り農場を見学した後、子どもが実際に捕まえた鶏を解体します。

 

 

 

あれほどワイワイと賑やかだった子ども達が、その様子を真剣に眺めていました。

 

親達も、固唾をのんでその様子を見守っていました。

 

 

私は一瞬、参加者が全員、このお肉を食べることが出来ないのでは?と不安がよぎりました。

 

 

 

でも、お肉になって「近藤自然農園」の近藤さんが「さぁー皆さんで食べて下さい」と言ったとき、参加者の顔が笑顔に戻り、美味しそうに食べていました。

 

参加者の子どもの1人に、「どうだった?」と尋ねてみました。

 

「かわいそうだけど、頑張って食べなきゃって思いました。」と笑顔で回答してくれました。

子どもなりに、事実を冷静に受け止めていた一言で、この講座は成功したと思いました。

 

まとめ

私は、「食」の大切さを伝えるために、このChiisanateというお店を作りました。

 

 

Chiisanateという映写機を通して、「食」に関する正しい情報を伝えていくことが私の使命だと思っています。

 

そして、この情報を一番伝えたいのが、妊娠中や小さなお子様を育てているお母さん達。

 

 

今後もお店やこのブログを通して、食に関する色んなこと伝えていきます。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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