Chiisanateの食育講座「とっても大事な食のお話し」~その1~

 

こんにちは。

やさいの庭 Chiisanateのオーナー 兼 有機野菜を作っている高城です。

 

 

2019年のChiisanateは食育活動に力を入れています。

 

 

・お客様から、食材について色々と質問されることが多いこと

・消費者が「農の現場と生産者」について知る機会がないこと

・逆に生産者が消費者のことをもっと知りたいと思っていること

 

 

そんな理由があって、「誰も教えてくれないとっても大事な食のお話」と題し、3名の生産者をChiisanateにお呼びしてそれぞれのテーマで講座を開催しました。

 

 

この方達は、ただの生産者ではではありません。

 

私が吟味に吟味を重ね、直接お会いして熱意を確認し、消費者目線で安全な農畜産物を作っていると自信をもって紹介出来る方です。

 

 

彼らは日本では中々見かけることのない、いわゆる本物の生産者達なので、お客様も勉強になると思いこの講座を企画しました。

 

 

今日のお話しは、世界に羽ばたく有機茶生産農家の森本茂さんです。

 

 

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森本さんとの出会い

 

あれは、オープンして3ケ月がたった頃でしょうか。

 

Chiisanateは食べものにこだわった飲食店ですが、飲み物もしっかりしたものを提供するポリシーを持っています。

 

 

その中で、お茶は日本人のシンボルですが、農薬をたくさん使っていることを以前から知っていました。

 

そんな中、「世界に有機茶を輸出している一流の生産者が川南にいる」と小耳に挟み会いに行くとにしました。

 

 

話しを伺いたくて訪ねると森本さんご夫婦が丁寧に対応して下さいました。

 

お茶の生産から食品添加物、生態系、オーガニックJAS、農薬の話など森本さんご夫婦の造詣の深さにとても驚きました。

 

 その穏やかな話し方からは想像出来ませんが、ヒトの身体に入る食べるものについて様々な経験をお積みになり、たくさん勉強されてきたのだと思います。

 

 

「畑では余計なことをしなくていい!」と言う森本さん。

畑に雑草が生えることすら意味があり、わざわざ除草剤を使って枯らすことはないと教えていただきました。

 

 

自然の声に耳を傾け自然にやさしい農法で応える。

「自然と仲良く」という言葉が似合う森本さんです。

 

化学農薬・化学肥料を使用しない理由は

 

 お父様の頃は、生産性を上げるために農薬や化学肥料を使っていたという森本さん。

 

しかし、薬を使った畑の中で自分の小さな子どもを遊ばすことが出来ないことや、病害虫等が薬に耐性を持ち次第に効かなくなる現象に陥るなど、慣行農法に限界を感じていたそうです。

 

試験的に化学農薬や化学肥料を減らしていき、今では、お茶を栽培している約7haの畑全てで使用しなくなりました。

 

森本さんは有機JAS認証農家。

地域の中でも一番に取得されたそうです。

 

「農薬や化学肥料を使用せず野菜を作っています!」という農家はたくさんいます。

 

ですが、それを証明するために有機JAS認定機関(第三者)からチェックを受ける方はそう多くはありません。

 

森本さんは次にように言っています。

「JAS認証を受けない自己流の有機農業でもいいが、それでは必ず甘えがでてしまう。質の高いお茶を作るためには、法律(JAS)に基づくことはもちろん、それ以上の厳しい生産管理が必要」だ。

 

 

非常にストイックな森本さんに感銘を受けたのを覚えています。

 

影響を受けたChiisanate

森本さんと管理人

 

実は私、この森本さんにかなり影響を受けました。

 

しつこいくらい、食べものの対して安全性を追求するようになったのも、森本さんが私に色々とその危険性を教えてくれるからです。

 

 

以前、Chiisanateが作る野菜は「農薬・化学肥料を一切使っていません」と口で言っているだけでした。

有機JASは費用がかかり提出書類が多く、日々の管理が面倒なので取得の必要はないと思っていました。

 

 

口で「農薬・化学肥料を一切使っていません」って言っておけば面倒な有機JASを取得する必要はないのに、なぜ森本さんはそれをしないのか?

 

 

しかも森本さんは、カナダやヨーロッパにお茶を輸出するために、日本で有機JAS認証以外にも輸出のためのJONA IFOAM認証と2つのオーガニック認証を取得されています。

 

 

森本さんは私に、

 

・日本の有機JAS認証は厳しくない(守るべき最低基準)

 

・自己流の判断で農業をすると時として間違いが起き、大切なお客様に迷惑をかける

 

・妥協は絶対ダメ。自分の農産物をお客様に食べてもらう以上、種まきから収穫・加工まで全てにおいて責任を持ち説明できなければならい

 

と教えてくれます。

 

 

お茶を買いに行くたびに色んな相談に乗ってくれ、色々とアドバイをくれます。

 

 

気づけば、お店で使う調味料も有機JAS製品に変わってきましたし、私自身も有機JAS認証を取得していました。

 

 

講座当日の様子

参加者にお話をする森本さん

 

9月7日に開催された森本さんの講座「世界に羽ばたく有機農家、森本さんに学ぶ子どものためのオーガニック」。

 

12名のお母さん方が参加してくれました。

 

・子どもについての食べもの選びで気をつけることは

・紙おむつや石鹸が赤ちゃんの敏感な皮膚を傷つけていること

・海外の有機認証と日本の有機認証の違い

・塩や醤油などの調味料の話

などなど、

 

 

子育て中のお母さん達だからこそ必要な、オーガニックの話をして下さいました。

 

 

講座が終わっても、森本さんの周りにはお母さん方の輪ができ、質問攻めにあっていた森本さん。

その光景を見て、この方に講座をしてもらい本当に良かったと思う私なのでした。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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