食品ロスの原因は何?食品ロスの現状と家庭でできる対策を考える

こんにちは。

やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)のオーナー 兼 有機野菜を作っている高城です。

 

 

私達の親世代、祖父母世代が一生懸命働いてくれたおかげで、日本は世界屈指の経済大国になりました。

 

 

そして豊かになった日本は今、飽食の時代を迎えています。

お金さえ払えば誰でも、いつでも、どこでも、食べたいものをたくさん食べたり、購入したりできるようになりました。

 

 

そんな飽食の影で、大量の食べものが私達人間によって無感情に捨てられていることをご存知ですか

 

 

食品ロス

まだ食べられるのに廃棄される食品のことです。

 

 

世界に飢餓に苦しみ命を落とす人がいる一方で、日本では食料が余り大量に廃棄されているという現実があります。

 

 

今日は、食品ロスについて、その現状と私達ができることを考えてみたいと思います

 

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捨てた理由の5割以上が食べ残し

農林水産省と環境省の資料から日本の食品ロスの内訳を考えてみます。

食品ロスは、平成28年の推計で643万トンと言われています。

食品ロスの発生は、飲食店などの食品関連事業者によるものと、これを読んでくれているあなたのような一般家庭大きく2つあります。

そのうち一般家庭の食品ロス(食べ残しなど)は、291万トンで食品ロス全体の45%を占めています

日本の食品ロスのおよそ半分が、家庭から発生しているのです。

さらに、平成29年の消費者庁が食品ロスに関する調査を実施しました。

まだ食べられるのに捨てた理由を調べた結果は、見出し画像になります。

「傷んでいた」や「賞味期限切れ」などは仕方ないとしても、約6割が「食べ残し」なのです。

感覚が麻痺していた私

一方で、食品関連事業者の食品ロスの現場はどうなっているのでしょうか?

以下、私の実体験になります。

私は大学生の時に、某コンビニでアルバイトをしていました。

勤務時間中に食品を乗せた配送車が、新鮮なおにぎりやパン、弁当やサンドイッチなどを運んできます。

私は、新しく届いたおにぎりやパンなどを棚に並べると同時に、今並んでいる賞味期限が過ぎそうな食品は、買い物かごに入れて集めます

そして、それらをコンビニの専用端末で廃棄登録した後、全てをゴミ箱に捨てます

最初は、もったいないと思っていましたが、数ヶ月すると不思議なことに何とも思わなくなりました。

今、自分が捨てているものが、食べものという認識がなくなっていたのです。

おにぎり、弁当、パン、にくまん、おでん、サンドイッチ・・・この手でどれくらいゴミ箱に捨てたでしょうか?

捨てるのが自分の仕事で当たり前。

今考えると、食べものを捨てているという感覚が、完全に麻痺してしまっていた自分が恐ろしいです。

恐らく、他のコンビニで働いている方、食品工場で働いている方、レストランで働いている方、皆同じ感覚に陥っていると思います。

輸入してまで食べ残す日本

日本の食料自給率をご存知でしょうか?

 

 

国が一般的に使っている、カロリーベース食料自給率は38%です。

食料自給率については、「低い日本の食料自給率~卵の自給率10%から見える安全性の問題~」で詳しく説明していますのでご参考下さい。

 

 

そうです。

日本は、たくさんの食べものを輸入に頼っているのに、世界トップクラスの食品廃棄大国なのです。

 

 

海外の方が「輸入してまで食べ残す 不思議な国ニッポン」と皮肉っても、反論できないのが今のこの国の現状です。

 

家庭の食品ロス対策

私なりに家庭でできる食品ロス対策を考えてみました。

 

 

ネットで「食品ロス対策」と調べると、

 

・買い物前に食材をチェックしてお店では必要な分だけ買う

・賞味期限を確認して購入する

・買ったものは適切に保存する

・食べ切れる量を作る

 

など、ごくごく当たり前のことが書かれています。

これらをもっと詳しく知りたい方はネットで検索してみて下さい。

 

 

私があなたに伝えたい食品ロス対策は、これらとは少し違います。

 

 

~購入入しようと食品を手にとったとき、どのような場所で誰がどんな想いで作ったものなのか考える癖をつけて下さい~

畑や牧場が思い浮かび、命ある生き物を生産者が大切に育てたと実感できるでしょう。

そんな食べものを簡単に捨てられないはずです。

また、このような癖を付けると、添加物で作られた命ない人工食品を手に取る機会も少なくなるとい思います。

 

 

~賞味期限と消費期限の区別をしっかり認識して、賞味期限であれば期限切れですぐにゴミ箱に捨てないで下さい~

賞味期限は「おいしく食べることができる期限。この期限を過ぎても、すぐ食べられないということではない。」

ということを今一度理解して下さい。

消費者の行き過ぎた鮮度嗜好が食品ロスを助長します

 

詳細は、「賞味期限切れは食べられないの?過剰な鮮度嗜好が賞味期限を短くする」で書いていますのでご参考下さい。

 

 

~未来の食品ロスをなくすために、お子様にしっかりと「食べもの」の大切さを伝えて下さい~

お子様もやがて成長し、自分で買い物が出来るようになります。

そのとき、ご家庭で食べものの大切さを学んだ子供は、しっかりした食べものを選び、決して粗末にしないはずです。

そして、あなたが伝えたことと同じことを、今度は自分の子供にも伝えるようになります。

 

 

~今一度、世界の貧困や飢餓を思い浮かべて下さい~

日本に住んでいると実感できませんが、世界に飢餓に苦しみ命を落とす人がたくさんいます。

これを思い浮かべれば簡単には捨てられませんよね。

 

まとめ

今日は、「飽食日本」の実態と、食品ロスを減らすためにご家庭でできる対策を考えてみました。

 

 

「私だけならいいや」ではなく、「私が進んでもったいないことを辞めよう」と思うことが大切です。

多くの方がこのように思うことで、日本の食品ロス解消に繋がっていくと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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