飼料を輸入してまで家畜に与える問題~日本が世界の食料を収奪する

こんにちは。

宮崎県で、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

以前の記事で、日本の食料自給率が低い理由が、家畜の餌を輸入に頼っているせいだとお話しました。

詳細は、「低い日本の食料自給率~卵の自給率10%から見える安全性の問題~」に記載していますのでご参考下さい。

世界には飢餓や栄養不足で苦しんでいる人々がいる最中、日本では栄養価が高いトウモロコシや麦類を、海外から輸入してわざわざ家畜に与えています

 

この事実に興味を持ったり、驚いたりした方はいらっしゃいますか?

この記事は、そんなあなたのために書きました。

 

記事を読めば、家畜の餌が世界の飢餓を招いている一つの原因であることが分かることでしょう。

 

そんなつもりはなくても、日本が世界の食料を奪っているかもしれません。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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家畜の餌が世界の飢餓を招いている

当たり前ですが、私達がスーパーで購入するお肉や卵は、元々、生きていた動物からの産物です。

そして、動物が生きていくためには、私達と同じ「食事」をする必要があります。

 

 

11kg

 

これは牛肉1kgを生産するのに必要と言われる穀物の量です。

肉牛は生まれたとき30kgで、2~3年で600kgから700kgまで成長した後、出荷されると言われれいます。

 

 

ということは、牛が生まれてから出荷されるまでに約6.2t~7.3tの穀物を餌として食べるということです。

もう1回言いますが、1頭が育つのに約6.2t~7.3tの穀物が必要です。

 

日本には何頭の肉用牛がいるか分かりませんが、必要な穀物量は莫大でしょう。

 

 

 

牛だけではありません。

 

豚肉1kgを生産するのに必要な穀物の量は7kg、鶏肉1kgでは4kgなど、多くの穀物が家畜の餌となっているのです。

 

 

考えてみると、「私達人間は、自らの食料となる穀物を家畜に食べさせて、お肉や卵に交換している」ことが分かります。

 

肉消費量は「豊かさ」の象徴と言われるように、国が豊かになればお肉の消費量は増えていきます

そして、そのために莫大な量の穀物が餌として必要になります。

 

 

 

その一方で、途上国ではそれらの穀物を、主食にしていることを忘れてはいけません。

 

世界の穀物の約40%は家畜の餌とされている現実を考えると、数億人とも言われる世界の飢餓の原因の一つは家畜の餌であることは明らかです。

 

私が「食べ放題」の焼肉屋さんに行かないのは、必要以上にお肉を食べることによって、世界の飢餓を増やしてしまうのでは?という罪悪感からです。

 

餌の多くを海外から輸入する日本

冒頭にも書きましたが、日本は飼料輸入大国です。

国が公表している、カロリーベースの自給率は38%

こんなに食料自給率が低いのは、飼料(餌)を海外から輸入していることが一つの原因と農水省は説明しています

以前の記事でも取り上げましたが、例えば卵は9割以上が日本で作られた国産なのに、餌となる飼料を9割を輸入しています

カロリーベース自給率は、食べた餌が国産か外国産かまで考慮しますので、卵のカロリーベース自給率はわずか10%になります

日本は、輸入と国内生産された穀物の消費は、ヒトの食料としてより家畜の餌としての方が多い国です。

世界中からお金で穀物をかき集め、自分が食べずに家畜に与えてお肉や卵に交換し、世界の食料不足(飢餓)の原因を招いている国

私の大好きな日本は、そんな国になっていないでしょうか。

そして病気になる日本人

お肉の食べ過ぎによる病気って、最近多いと思いませんか?

 

 

世界に目を向けると飢餓や貧困で多くの方が苦しんでいる中、先進国では肥満や高血圧、糖尿病など偏った食生活と運動不足が原因による病気で、多くの方が苦しんでいます

 

 

そして、病気の治療のために、ダイエットのためにと、過剰で偏ったエネルギー摂取の代償を支払うべくお金をかけるのです。

 

 

餌を輸入するのにお金をかけ、畜産物を生産するのにお金をかけ、食べた後にかかる病気の治療にお金をかけ・・・

 

一体どれだけのお金をかけているのか、私には想像もつきません。

 

 

 

さらに、輸入される穀物には遺伝子組換え技術が使用されていたり、輸送中に穀物の品質を保持するために大量のポストハーベスト農薬を使用されています

 

輸入飼料の危険性は、「Chiisanateの食育講座「とっても大事な食のお話し」~その3~」で紹介していますのでご参考下さい。

 

 

 

私達の目に見えない所で、病気になる原因が作られ、家畜が餌として食べた後、その不健康な肉や卵を私達が食べます。

 

私達はお肉や卵を介して、間接的に遺伝子組み換えやポストハーベスト農薬を体内に取り込んでいるのです

 

まとめ

私は、お肉や卵を食べることが悪いこととは思っていません。

体に必要なエネルギーを効率よく吸収することができるため、大人にも子供にも必要だと思います。

 

 

ただ、近年の度を越した肉食主義がとても気になるので、この記事を書きました。

スーパーのお肉フェアや、外食レストランの焼き肉食べ放題など、そんなにお肉を食べる必要があるのか?と思う機会が多いのです。

 

 

不必要なお肉や卵を食べることによって、世界中で助かるはずの命が犠牲になっているかもしれない

そして、度を越すお肉や卵の食べ過ぎは、世界から食料を収奪したしっぺ返しとして、食べた人間の体を蝕むことになる

 

 

そう考えると、「アニマルウェルフェアなど、こだわって生産された価格が高いお肉や卵を少量でも大切に食べよう」と私は思うのです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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