サプリメントは何歳から子供に必要?ではなく正しい食べ物を選ぼう

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

この記事は、子供に飲ませるサプリメント飲ませても大丈夫か心配している親御さん向けです。

記事では、以下のような悩みに答えます。

・身長が伸びないのだけどサプリメントを使った方がいいのかしら?

・偏食で食事からビタミン、ミネラルが足りているか不安なのでサプリメントで補いたい

オーガニックレストランを経営している私の意見ですが、子供にサプリメントは必要なく、基本は食べ物から栄養を摂ることをお勧めします。

記事を読めば、サプリメントから摂る栄養と食べものから摂る栄養の違い、子供にとって食べることは、単に栄養摂取だけが目的ではないと理解できるでしょう。

食べる」という行為は、お腹を満たす他、栄養を摂取する、味覚を形成する、幸福感を感じるなど様々です。

記事ではそのような観点からも、サプリメントについて考えてみようと思います。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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子供のサプリメント市場

子供とサプリメントの核心に迫る前に、まずは、子供のサプリメント市場について考えたいと思います。

あなたも、最近、何かと子供向けサプリについて見聞きする機会が多くなりませんか?

子供用サプリメントのニーズ

国の機関である国立健康・栄養研究所情報センターは、聞き取り調査で幼児にサプリメントを与えている親は、日本に8~10%程度いると推定しています

さらに、民間のコンサルティング会社によると、子ども用サプリメントの市場は規模拡大が見込まれているようです。

米国では役3兆円ある健康食品市場の1割が子供向けになっているとか。

ここであなたに覚えておいて欲しいことは、ニーズとは企業がお金をつぎ込んで作り出すことが多いということです。

自社製品の市場を拡大するために、色んなデータを引っ張ってきて「だから子ども用サプリが必要」のような購買導線を引いていきます。

大切なことは、親自身が食に関して自分の意見をしっかり持ち、周りに惑わされないことです

子供にサプリメントが使われる理由

そもそも、大人と子供ではサプリメントを必要とする理由が若干異なります。

大人の場合は、以下のような理由でてっとり速く栄養が摂れるサプリメントを使用している方が多いと思います。

・食事をゆっくり摂る時間がもったいないから

・好き嫌いが多いため、お菓子やラーメン等好きなものを食べて栄養はサプリから

・様々な食べ物から様々な栄養を摂るのが面倒くさい、何を買えばいいか分からない

・疲労回復やダイエットから

しかし、子供の場合は、次のような理由からサプリメントに頼っているのではないでしょうか?

・好き嫌いや偏食などで食事から栄養を摂ることが難しい

・そもそも、食べることに頓着がないことや、食が細くすぐにお腹いっぱいになる

・食べたり・食べなかったりするムラ食いが激しい

・身長が低く伸びない等の身体的な悩み

大人の場合のサプリメントは、本人が食事の時短や効率良い栄養摂取が使用目的であるのに対し子供場合は、親(ママ)が子供の栄養摂取について心配や不安からです。

ということは、親の考え方次第でサプリメントは必要にもなるし、不必要にもなります。

「栄養は食べ物から与えよう」と考えれば、サプリメントはいらなくなるのです

以下に、なぜ、食べ物から栄養を摂る必要があるか解説します。

~関連記事~

サプリには悪質な製品が潜む可能性があり、決して病気の治療効果がないことを以下の記事で解説しています。

 ⇒⇒健康食品の効果を考える~トクホや健康食品の違いを徹底解説します

サプリメントと食べ物の違い・比較

子供のサプリメント市場を理解した上で、このセクションでは、サプリメントと食べ物の違い(比較)を考えていきます。

 

 

命ない物質と命ある食べ物

突然ですが、「あなたが今日口に入れたものは生きていましたか」?

なぜ、こんなことを聞いたかというと、これがサプリと食べものの決定的な違いだからです。

 

野菜であってもお肉であっても昆布などのダシであっても、元々は全て命があったものです。

人が生きるということは、他の動植物の命をいただくことです。

 

食べる前に手を合わせて「いただきます」と言うのは、「命をいただきますね。ありがとう。」という意味でもあります。

こうすることで私達は、「生きている・生かされている」と実感することができます。

 

これに対して、サプリメントは、人間の手で化学的に作りだされた命のない物質です

このようなものばかり食べていると、命を感じることが出来ず、私達は多くの命に支えられていることを忘れてしまうのではないでしょうか?

サプリを目の前にして手を合わせ「いただきます」というのは何か変ですよね。

 

最近、生きている実感が持てず無気力になったり、自ら命を絶ったりする方が多いようですが、私は食との関係があると思えてなりません

 

また、生きたものを食べることで、生命の大切さを理解でき食べ残しも少なくなるでしょう

そうすることで大量消費・大量廃棄社会を、見直すことにもつながります。

 

~関連記事~

命をいただくことの大切さ、実際に現場で体験した内容を以下の記事で紹介しています。

 ⇒⇒「いただきます」の意味を考える!食事の前になぜ手を合わせるのか?

「簡単にそして大量に」が子供に危険

サプリは合成された栄養素、食べものは天然の栄養素でありますが、顕微鏡で見ると化学的には全く同じ組成です。

しかし、体に取り込まれる際の吸収の速さや、吸収に必要な量は異なってくるようです。

一概に、天然の栄養素がいいとは言い切れませんが、命ある食べもの(天然の栄養素)には、酵素と密接に関係していて、その生き物の酵素も同時に摂取することで栄養学的な効果が発揮されます

サプリのような合成された栄養素は、栄養素単体しかないので、同じ栄養素で人体に取り込まれたときには違いがでるようです。

生命が育む栄養素は、人間が簡単に解明することの出来ない複雑なシステムで成り立っています。

また、天然の栄養素は体内に取り込むのに限りがあります

例えば、キャベツを4玉を1人で食べられませんが、サプリのような合成栄養素はお腹いっぱいにならずキャベツ20玉分を、簡単にそして過剰に摂取してしまう可能性があります。

元々、人間の身体は過剰摂取しなくていい、適度な量を食べるようになっているのです。

このことは、特に身体が小さい子どもにとっては危険です。

大人より身体が小さいということは、摂取できる許容量も小さいはずです。

簡単かつ大量に摂取できるサプリの栄養は、子どもにとって注意が必要です。

~関連記事~

簡単かつ大量に摂取できるサプリメントの危険性を、「健康食品の効果を考える~手軽なサプリメントの安全性は大丈夫か?」で紹介していますのでご参考下さい。

栄養摂取は食べ物から

私の経営するお店のお客様も、「子供用のサプリは何歳から与えたらいいのか」と話をされている母親がいらっしゃいます。

しかし、ここまで色々と書いてきたとおり、そんなことは1mmも心配することではなく、正しい食材を選んで子供の口に入れてあげる方がはるかに大切です。

諸事情により食べることができず、サプリから栄養を摂る方もいらっしゃるかもしれません。

そういう方を除いては、できるだけお子様に人工的な食でなく生きた食を与えて欲しいと思います。

子供には食材の豊かな味が必要

「いちご味」、「ヨーグルト味」、「ココア味」など、子ども用サプリには子供が好きな味付けになっていることが多いです。

好き嫌いや偏食がない子供、そしてその子が好き嫌いや偏食がない大人に育つには、幼い頃に食材から感じられる様々な味を舌で感じる必要があります

「好き嫌いや偏食などで食事から栄養を摂ることが難しい」といった、子供特有の理由でサプリメントに頼っていると、大きくなってからも一層好き嫌いが激しくなります

子供の舌は敏感で、幼少期は味覚が育つ大切な時期です。

子供には、野菜や肉・魚など昔からある食品の色や味、香りを楽しんで食べてもらいたいですね。

そして、大抵の場合、子供の好き嫌いや偏食は大人(親)の食習慣と密接な関係があります

このため、子供のサプリを検討する前に、親も含めた家庭全体の食生活の改善が必要な場合もあります

~関連記事~

子供の好き嫌いの原因とその直し方を、以下の記事で紹介しています。

⇒⇒子供の好き嫌いや偏食は親のせい?出産前に直しておきたい食生活

食は子どもに必要な「生への肯定感」

子育ての観点からも「食」はとても大切です。

日々の食べものは「生への肯定感」を育んでいて、サプリメントのような栄養とカロリーだけでは得ることの出来ない「食べる喜び」や「豊かな気持ち」を子どもに与えてくれます

大切なのは「美味しい料理を食べる」のではなく、お父さんやお母さんと食卓を囲んで「美味しく料理を食べる」ことです。

そのことによって、子どもはお父さんやお母さんの愛情も一緒に食べているのでしょうね。

まとめ

本日のおさらいです。

★最近年、子供用のサプリメントのニーズは増えている。

★大人と子供とではサプリメントの活用目的が異なり、子供は本人ではなく親の不安や心配によるものからの使用である。

★サプリメントと食べ物の違いは、命があるかないかであり、無機質なサプリメントからではなく、食べ物から栄養を摂ることが基本。

★サプリメントは簡単に、そして大量に栄養が体に入ってくるため幼い子供には注意が必要。

★食べることは栄養を取り入れるだけでなく、豊かな食体験を通した味覚の形成や、「生への肯定感を育む」役割があり、サプリメントからはそれを得るのは難しい。

 

この記事をここまで読んでくれたあなたが、「サプリではなく、命ある食べ物から栄養を摂ることが子供にとって大切だ」と分かってくれたら嬉しいです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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