食育とは家庭で行うもの~食育の日や外部頼みでは全く意味がない

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

記事に辿り着いたあなたは「食育」のことが気になり、色々と情報収集されている方だと思います。

・食育って何だろう?どのようなことをすれば食育になるのだろう?

・行政や公民館(家庭の外)が開催する食育講座には参加した方がいいのか?

記事は、このようなことを考えている方のために書きました。

食育とは、学校任せるものでなく、食育の日だけ行うものでもなく、外部の体験講座に参加するものでもなく家庭が行うものです。

記事を読めば、食育についての考え方や家庭内で行う具体的な食育の方法が分かるはずです

間違った食育があまりにも多いと感じる最近ですが、この記事が、あなたがご家庭で行う食育のヒントになれば嬉しいです。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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外部に委託する間違った食育

最近、イベントや学校行事など、いわゆる「家の外」で開催される食育活動が目立ちます。

そのような活動に「子供を参加させる」、「親が子供と一緒に参加する」ことが食育だと勘違いされている方が多いと感じています。

結論から言えば、このような外部で開催される食育活動には「食育の本質的な価値」は全く無いと私は思います

先日、私がつくづくそう思った体験をお話します。

ある日、息子が学校から配られたプリントを見ていると、「特別企画 食育●●●」といったチラシが入っていました。

そのチラシな概要は、以下のとおりです。

・お馴染み企業による食育教室(ドレッシング会社、ハンバーガー会社など)

・イベント企画と主催者は市役所(行政)

・入場無料でアンケートに答えてプレゼントをゲット!

私はこのチラシに、とても強い違和感を持ちました

まず、お馴染み企業による食育教室。

はっきり言えば、「食育」など語る資格のない企業ばかり。

誰もが知っている有名な大企業ですが、例えば、ドレシング会社の「野菜の魅力を彩りや香り、栄養などを話す!」という講座

そもそも、美味しい野菜にはドレッシングなど必要ありません

えぐみや苦味、風味の失われた栄養価の低い近年の野菜を、誤魔化して何とか食べるためにドレッシングがあります。

そして、そのドレッシングは化学調味料などの添加物を加えて、私達の味覚を狂わしているのです。

また、ハンバーガー会社の「バランスのいい食事って何だろう?」という講座。

ファーストフードで偏った栄養食品を提供しているこの企業が、「バランスのいい食事」を語る資格などないはずです。

そもそも、「バランスのいい食事」を気にしている方は、ファーストフードになんて行きません

驚くことに、このイベントを企画・主催しているのは市役所(行政)です。

担当課の職員は「食育」とは何なのかを、真剣に考えていない(分かっていない)のでしょう。

そして、入場無料でアンケートに答えてプレゼントは、お客さんに来てもらうためのエサです。

意地が悪い味方をすれば、この食育イベントを開催するにあたり割り当てられた予算を使い切ろうといった、行政特有の予算消化に見えて仕方ありません。

あなたは、このような食育講座に参加する価値があると思いますか?

このように、例え、行政主催の食育イベントであっても、食育を外部に委託すると間違った情報や考えを頭に入れてしまう恐れがあります

食育は、外部に委託するものではなく家庭の中で行うべきなのです。

食育とは日々、家庭で行うもの

国は、食育基本法という法律を定めています。

その中では、毎月19日を食育の日と設定しています。

あなたは、この日に何か意味があると思いますか?

恐らく、記事を読んで下さる多くの方がそんな日があることを、ご存知なかったと思います。

先程お話したとおり、食育について理解が薄い行政が作った、形ばかりの「食育の日」は意味がなく、ご家庭で日々行う食育が最も大事なのです。

以下、ご家庭で簡単にできる食育を具体的に3つあげます。

子供に美味しい料理を作る

これは食育の最も基本的なことです。

スーパーで出来合いのお惣菜、冷凍食品などを購入して食卓に並べるのではなく、お母さんが子供のために自ら作る栄養価の高い美味しい料理が大切なのです

食卓に並ぶ日々の料理が出来合いのものばかりであれば、子供達も食べることに一生懸命になれません

そして何より出来合い料理では、人参1本など食材単品を見る機会が少ないため、食材に興味を持つことがなくなります

台所には、様々な調味料や彩り豊かな野菜がたくさんあって、「子供達が何だろう?」とか「美味しそう」とか思うような、興味深い空間になっている必要があるのです。

子供と一緒に料理

美味しい料理を知って、食材や調味料に興味のある子供は自然と台所に頻繁に出現するようになります(笑)。

お母さんたちは邪魔で仕方ないでしょうが、これも大事な食育と思い付き合ってあげて下さい。

子供と一緒に料理をすることで、五感がフル稼働します

・途中で子どもに味見をさせる(味覚)

・食材を手で触ったり混ぜたりする(触覚)

・トントンと切る音やジューと焼ける音(聴覚)

・食材や料理の色(視覚)

・食材や料理の匂い(嗅覚)

台所が食育教室に変身するのです

料理になる前の一つ一つの食材をつまみ食いさせたり、調味料を舐めさせているうちに、食材本来のの味を舌が感じ取れるようになります

こうなれば、ご家庭での食育は成功です。

~関連記事~

子供と一緒に料理することが立派な食育になることを、「台所は食育の教室!~子供と一緒に料理しよう~」で紹介していますのでご参考ください。

子供と一緒に野菜作り

食材に興味を持ってもらうには、子供と一緒に野菜を作ることもお勧めします。

お米やお肉、お魚は家庭で簡単につくることは難しいですが、野菜なら自宅のベランダでも簡単に作ることができます。

野菜を一緒に作る過程で、

・野菜の季節感(夏にできる野菜や春にできる野菜等)が分かるようになる

・野菜に興味を持つようになり野菜嫌いがなくなる

ようになります。

たったこれだけでも立派な食育になります。

~関連記事~

子供と一緒に野菜を作ることが立派な食育になることを、「食育なら子どもと野菜作り~野菜作りと子どもへの効果~」で紹介していますのでご参考ください。

子供の食育の前に大人の食育を

今まで子供に必要な食育について書いてきました。

しかし、最も食育が重要なのは、子供よりむしろ大人の方です

・食卓に並ぶお野菜、お肉、お米がどこでどのように作られているかご存知ですか?

・「●●の素」のような化学調味料を重宝して料理を作っていませんか?

・お醤油やお味噌、みりんなどは素材本来から作られ、余計な添加物が入っていない本物を使っていますか?

・食卓にお惣菜や冷凍食品、菓子パンやインスタントラーメンばかり並んでいませんか?

まず、大人がしっかりと食材や食べ物についての、正しい知識を持っておく必要があります。

子供はしっかり大人を見ています。

大人が口先だけでいくら「食育」を唱えても、子供の心には決して届くことはないでしょう。

私達大人が食について勉強する姿勢を見せることも、子供にとって大切な食育なのです

まとめ

冒頭で、外部で開催される食育活動には「食育の本質的な価値」は全く無いと言いました

理由は、これまで書いてきたように、家庭の中で行う食育が基本中の基本だからです。

 

 

家庭での食育を無視して、外部の食育に頼っても残るのは参加・出席したという事実と親の満足感だけ」です。

そして、子供の心には全く届いていないでしょう

 

 

そんな無駄な時間をわざわざ使うよりは、

○お子様に美味しい手料理を作ってあげて下さい。

○一緒に料理を作ってあげてください。

○野菜を一緒に作って下さい。

○大人(親)自らが「食」について学習して下さい。

 

そうすれば、必ずあなたのお子様は、どこよりも立派な食育を受けていると自信を持って言えるはずです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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