気になる子供の高い肥満度、原因は食の高カロリー化と簡素化

こんにちは。

宮崎県で、オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

仕事柄、1~3歳のお子様を目にする機会が多いのですが、最近、ぽっちゃり気味の子供が多い気がします。

この記事は、以下のようなことを考えている方のために書きました。

・検診で子供が肥満気味だと分かったがその原因が分からない

・うちの子は、運動をさせて食にはお金をかけているのになぜかぽっちゃり

子供の肥満は決して親のせいだけでなく、夫婦共働きをせざるを得ない今の日本が抱えている問題でもあります。

記事を読むと、家庭生活が経済的に豊かになったが故に、そして便利な世の中になったが故に、肥満が増加していることについて理解が深まります

肥満の原因は社会や家庭などの外部環境によるもの、食生活や運動不足によるもの、遺伝的な要因によるもの様々だと思います。

その中から今日は、「食」に特化して深堀りしてみたいと思います。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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共働き世帯の食は豊かなのか?

いわゆる共働きの家庭は、「お金に余裕があり日々の食事は豊かなものになるのか?

当然、男親1人の収入よりも、女性も働いていた方が入ってくる収入は多いため生活は豊かになります。

日々の「食」についても、同じことが言えるはずです。

しかし私は、昔、母から言われたある言葉が私は頭から離れませんでした。

忘れられない母の言葉

私は今30代後半ですが、小学生の頃は「鍵っ子」という言葉がありました。

両親が共働きで子供が家に帰っても誰もいないので、家の鍵を持たせられた子供のことです。

私の母は働かずいつも家にいたので、「お父さんとお母さんが働いているお友達は、ご飯やおやつをどうしているの?」と母に尋ねたことがあります。

母は、

「お父さんとお母さんがどちらも働いている家庭は、お金があるから美味しく栄養のある食べ物がたくさん買えるのよ」

と言いました。

「うちはお金がなくて美味しいものが買えないから、お母さんがいつもおやつや料理を手作りしているのだ」と、私は妙に納得したことを覚えています。

豊かな食と貧しい食 

大人になった今、「お金があれば美味しく栄養ある食べ物がたくさん買える」と言った母の言葉は、一部事実ですが一部間違っていると思っています

事実と思うのは、確かにお金がある家庭は、安全性などを吟味して価格の高い食材を購入できる経済力があると思います。

でもこれには前提があって、食品添加物やカロリーなどの「食の安全に関する知識」を備えているご家庭です

間違っていると思うのは、いくらお金があっても「食の安全に関する知識」がなければ、栄養が空っぽの食品(エンプティーフード)をたくさん購入して、食事から栄養を摂った気持ちになってしまうことです。

お金があるので、食事には高カロリーのお惣菜や冷凍食品、おやつには子供が大好きなナック菓子や清涼飲料をいつでも好きなだけ買うことができます

私の母が言った、共働きのいわゆる「二馬力」のお金がある家庭の中にも、「豊かな食」と「貧しい食」の2つがあると思うのです。

~関連記事~

ちゃんと食事をしているはずなのに、なぜか栄養不足になることを「子供の新型栄養失調に要注意!原因は栄養素が空の食事と食習慣」で紹介していますのでご参考下さい。

 

肥満の原因は食の高カロリー化とい簡素化

「子供の肥満」で検索をかけると、肥満の危険性や正しい食事や運動を、みたいなことがよく書かれてあります。

それも一理あるかと思うのですが、私は、共働きをせざるを得ない、今の日本の社会構造上の問題も大きいと思います。

料理の時短という価値の提供

夫婦共働きの家庭が増えたことによって、企業はいかに料理の時短(料理をする時間を短縮)という価値をお客様に提供するかを競い合っています。

・性能がいい電子レンジが開発され、冷たいものをすぐに温めてくれます

・コンビニは24時間いつでも手軽に食べものを買うことができます

・冷凍食品会社はレンジでチンするだけの簡単な食を、私達のかわりに作ってくれます

・外食産業はお金を払うと、料理を提供してくれ食器を洗ってくれます

・スーパーはお惣菜を手作りしてくれ、家に帰れば料理することなく食べられます

このようなお客様の要望を満たせば満たすほど、企業は利益を得てさらに時間短縮製品を開発していきます。

そして、私達消費者はその便利な生活をいつの間にか当たり前と思ってしまうのです。

大量摂取される高カロリー原料

概して、食品は安いものほどカロリーが高くなる傾向にあります

ここ数十年で食べ物の値段は劇的に安くなり、誰でも手に届くようになりました。

その理由は、工場で低コストかつ大量・簡単に作ることができる加工食品が、たくさん開発されているからです。

生鮮食品に含まれる天然の甘味や油脂と違い、加工食品には食品添加物のような安価で高カロリーのものが投入されているので、私達は必要以上にカロリーを摂取していることになります

これらのように、食への到達手段が簡単になって、お金さえだせばいつでも好きな時に高カロリーのものを食べられる世の中になっていることが、肥満を助長する原因となっています

~関連記事~

お惣菜などの時短食材が抱える問題や、安い食材を使って安価な食品が作られる原因を以下の記事で紹介していますのでご参考下さい。

中食ブームが意味するものは?栄える中食産業と滅ぶ家庭の味

安い食材に安い食事、コスパ重視の食で低下する日本の国力

 

子供の肥満を予防するには?

以下に私が考える、お子様の肥満を予防するために、ご家庭でできることをご提案します。

母親の料理する時間を確保してあげる

子供の肥満を予防するためには、母親に素材から料理をする時間を確保してあげることです。

そして日々の食事、お子様のおやつは出来る限り出来合いの加工品を排除することです。

お肉やお野菜の生鮮食品をスーパーで買ってきて、ダシをとりながら料理すれば、お惣菜や冷凍食品のように高カロリーな食べものにならずに済みます

これらの食品単体に含まれるカロリーには限りがありますので、普通に料理をして普通に食べていればカロリーを過剰に摂取することはまずあり得ません。

これまで書いてきたように、最近ではお母さんも働いているため、仕事や子育て、家事などとにかく忙しく一人で何役もこなしている状態です。

仕事で疲れた身体で「家族のために少しでも早く料理を」となると、もはや最初から材料を買ってきて料理を作る時間と余裕がないのは当たり前なのです。

とにかく最近の母親は、料理を作る時間がないほど忙しいのです。

なので、男性(父親)に家事を分担してもらうことが必須です。

子供の肥満と男性の家事は関係がないと思うかもしれませんが、母親が家族のために作る料理はそれくらい重要なことなのです。

親の食生活を改める

遺伝などの例外もありますが、肥満の子供に共通するのは、ラーメンやうどんなどの炭水化物、お肉の揚げ物、スナック菓子や清涼飲料好きで、野菜は食べないという特徴があります。

実はこれ、最近の大人も同じですよね。

親の食生活は、そのまま子供の食生活に直結しています。

親が健康的な食生活を維持することが、子どもの規則正しい生活習慣や肥満抑制につながります

肥満は子供の問題ではなく、大人の食生活の問題と私は思うのです。

食材を一から料理する手間が省け、便利になった代償の一つに子供の肥満があります。

まとめ

今日は、子供の肥満の原因を、共働きをせざるを得ない今の日本の社会構造上の問題としてお話しました。

 

でも、社会が悪いと嘆いていても仕方ありません。

 

毎日、食材を買ってきて料理するのは難しいと思いますので、週に1回の休日に材料から購入して料理を作ることから始めてもいいかと思います。

そして、男性も積極的に家事・育児を手伝い、女性に料理をする時間を作ってあげて下さい

 

夫婦で協力して日々の「食」について真剣に向き合うことで、お子様は自然と肥満とは無縁になっていくはずです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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