訴訟が急増中の除草剤ラウンドアップから遺伝子組み換えを考えよう

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

「除草剤ラウンドアップ」や「遺伝子組み換え作物」は、誰でも一度は聞いたことがあると思います。

・そもそも遺伝子組み換えって何?

・除草剤ラウンドアップはなぜ、今、訴訟問題に発展しているの?

・遺伝子組み換え作物と除草剤ラウンドアップは、何か関係があるの?

この記事は、こんなことを考えている方のために書きました。

実は今、訴訟が急増している除草剤ラウンドアップは、遺伝子組み換え作物なしには語れません。

記事を読めば、遺伝子組み換え作物の仕組みや、日本で当たり前のように売られている除草剤ラウンドアップが、世界でいかに問題視されているかが分かるでしょう。

日本ではあまり話題になることのない、除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物の問題。

今日は、誰でも分かるように解説していきます。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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除草剤ラウンドアップとは?

遺伝子組み換え作物の話に入る前に、除草剤ラウンドアップの話を。

ラウンドアップは除草剤であることは確かなのですが、普通の除草剤と性質が異なります

農家にとって苦痛な草取り

そもそも、なぜ農家が除草剤を使うのか?

草が生えてくると、草が作物の生育の邪魔をするからです。

草が作物よりも丈が高くなり、作物にお日様が当たらなく成長が悪くなるのです。

このため、農家は自分の作る作物が草に負けないように一生懸命草取りをします。

海外のように、畑が広ければ広いほど草取りには膨大な時間がかかります。

昔の農家は腰を曲げて一生懸命、何時間もかけて草取りをしました。

それでは大変なので、作物を傷つけないように機械で耕しながら除草したり、作物に除草剤がかからないように細心の注意を払いながら、除草剤を散布したりするようになります

ここが今回解説するラウンドアップのポイントです。

通常の除草剤が作物にかかってしまうと、作物自体も枯れてしまうからです。

魔法薬となった除草剤ラウンドアップ

そんな中、アメリカの巨大バイオ企業モンサントが、全ての植物を例外なく根こそぎに枯らしてしまうとても強力な除草剤を開発します。

この除草剤がラウンドアップと言われているものです。

※モンサントは他企業に回収されて、今、その名はありません

しかし、この除草剤は効力がとても強いため、他の除草剤と一緒で畑にまくと肝心の農産物も枯れてしまいます。

もし、畑全体に除草剤をまいても、作っている作物だけ枯れない、そんな魔法の除草剤があれば、農家にとってどんなに素晴らしいことでしょう

それを実現したのが遺伝子組み換え技術なのです。

遺伝子組み換え技術で枯れない作物を!

バイオ企業モンサントは、「遺伝子組み換え」という技術を使って、除草剤ラウンドアップを畑にまいても、その農作物だけ枯れないようにしました

除草剤ラウンドアップの主成分はグリホサートという物質です。

グリホサートが効かない土壌中の細菌を探し出し、その遺伝子を作物の中に入れ込んだのです。

そうすることで、グリホサートが効かない酵素が作物の中で作られるようになり、グリホサートをその農作物にかけても枯れることはありません

雑草だけ枯らして、作る作物は除草剤がかかったのに元気

農家にとって夢のような素晴らしい除草剤がラウンドアップで、その夢を実現したのが遺伝子組み換え作物だったのです。

土壌細菌の遺伝子を作物に組み込むように、元々その生物にはない遺伝子を他の生物から取り出して組み込むことを、遺伝子組み換えと言います。

自然界では絶対に起こらない現象です。

今、日本でも話題になっている「ゲノム編集」と「遺伝子組み換え」の違いは、人間が触る遺伝子が元々その生物内にある(ゲノム編集)のか、それとも他の生物から組み込まれる(遺伝子組み換え)のかの違いです。

~関連記事~

ゲノム編集と遺伝子組み換え技術の違いについては、「ゲノム編集食品から考える不自然な食~その食品に危険性はないのか」で解説していますのでご参考下さい。

 

 

人体への影響が認められたラウンドアップ

開発当初から、除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物の人体への影響は、懸念されていたことです。

しかし、開発したモンサントという会社は、「安全性に問題はない」と言い続けてきました。

最近になって除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物は共に、癌や不妊など様々な人体への被害を与えることが、世界中から報告され始めたのです

米国中で訴訟問題に

2018年に米国で起きたラウンドアップによる訴訟。

「学校の校庭整備のために使用したラウンドアップが原因で、悪性リンパ腫を発症した」と末期がん患者が起こしたこの訴訟で、司法は約320億もの賠償金の支払いを開発企業であるモンサントに命じました。

モンサントはラウンドアップが、がんを引き起こす可能性があることを長い間、隠蔽していたことが裁判で暴かれたのです。

この判決を皮切りに、現在、米国全土で除草剤ラウンドアップをめぐる訴訟が起こされています

日本人も確実に汚染されている

日本人も例外ではなく、除草剤ラウンドアップは確実に私達を汚染しています。

先日、日本でも除草剤として使われている「ラウンドアップの成分」が人体から検出されたという記事を目にしました。

国会議員23名を含む28人の髪の毛を研究機関で検査してもらった結果、約70%にあたる19人から除草剤として使用しているラウンドアップの成分(グリホサート)が検出されたとのことでした。

除草剤を開発したモンサントは長年、「グリホサートは分解されて尿と一緒に排出されるので大丈夫」と言っていたそうです。

この事実は、私達が日々の生活で、除草剤ラウンドアップを何らかの形で体内に取り込んでいることを証明しています

~関連記事~

ラウンドアップの成分が、食品以外からも検出された事実を「グリホサート検出はパンだけじゃない!予想を超えた残留の危険性」で紹介していますのでご参考下さい。

 

私達の知らない間に体内へ

このように遺伝子組み換えをして、除草剤をかけても枯れない作物は、大豆、とうもろこし、綿花、菜種など様々です。

「売り渡される食の安全」 (著:山田正彦)によると、2017年時点で遺伝子組み換え作物は世界24カ国で栽培され、トータル面積は1億9,000万haに迫っています。

これは、日本全体の領土の約5倍の面積にあたるそうです。

そして、世界中から食糧を輸入する日本にも遺伝子組み換え作物は入ってきて、醤油や味噌、豆腐や納豆などに加工されて私達の口に入ってくるのです。

実は、今の制度では、遺伝子組み換えの作物が入っていても、その製品の5%以下であれば、「意図せざる混入」とみなし、「遺伝子組換えでない」と表示できます

※今後は、遺伝子組み換えの表示をもっと厳しくするように国は動いています。

なので、表示に「遺伝子組み換えではありません」と書いてあっても、私達は知らない間に遺伝子組み換えされたものを身体に入るかもしれません

遺伝子組み換えされたものは、除草剤ラウンドアップがかけれていることが多いので、遺伝子組み換え食品とセットで、除草剤の成分も体内に吸収されている可能性もあります

また、近くに畑や田んぼがある方は、農家が近隣ほ場でまいた除草剤ラウンドアップが風で飛び洗濯物に吸着したり、経皮吸収しているかもしれません。

家庭菜園している近所の方でも、ラウンドアップは誰でも簡単に購入できる身近なものなのです。

その他にも、外食などで食べるパンやパスタなどにも、輸送の際につかわれるポストハーベスト農薬に除草剤が使われていることもあります

~関連記事~

ポストハーベスト農薬については、「グリホサート検出はパンだけじゃない!予想を超えた残留の危険性」で紹介していますのでご参考下さい。

 

まとめ

今日は、除草剤ラウンドアップから遺伝子組み換えについて、一通りお話をしてきました。

・除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物の関係性

・除草剤ラウンドアップはその危険性から全米で訴訟が急増していること

・遺伝子組み換え食品は、日本のどこでにでもあるし、食べたくなくても口にしているかもしれないこと

・そして、作物に残留した除草剤ラウンドアップの成分・グリホサートが、体内に蓄積している可能があること

遺伝子組み換えについては、各方面で色々と議論されています。

日本だけでなく、世界の状況まで目を広げてみると、除草剤ラウンドアップと遺伝子組み換え作物について新しい世界が見えてきます。

 

新しい世界が見えてきたとき、あなたはどうしますか?

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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