脱サラ有機農業は成功するのか【僕は脱サラ農業を後悔していません】

脱サラして有機農業を始めようと考えている方向けの記事です。

・脱サラ農業を考えているけど、成功するか不安で一歩が踏み出せない

・どうせ脱サラ農業するなら、付加価値の高い有機農業を初めたい

・誰か脱サラして農業を初めたヒトの体験談を教えてくれないかな?

この記事ではこのような疑問や悩みに答えます。

□■この記事を読んで分かること□■

・コネなし、技術なしの脱サラ有機農業では確実に失敗すること

・自分の作る農産物に付加価値をつけることの重要性

この記事を書いている僕は、わずか6aの自家菜園級の畑で有機jas認証を取得し、子供の食と健康を専門にしたオーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate」を経営している変わり者です(笑)。

あなたと同じような不安を抱えながら、どこにも研修に行かず、誰のコネもなく一人で土有機農業にチャレンジした経験者なので、記事の信頼性は高いと思います。

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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脱サラ農業は成功するのか【結論:大丈夫】

結論から言いますと、苦労が多いのも事実ですが工夫次第では生活していけます。経験者の私が言うので大丈夫です。

以下、脱サラ有機農業をしている僕の体験談をお話します。色々と、もがき苦んだことを隠さず記事でお話していきます。

記事が、脱サラ農業を考えているあなたの参考になれば幸いです。

記事の中で、私が大丈夫と言った根拠も解説していきます。

初めに僕の簡単な紹介

まず、初めにこのブログの管理人である僕の、脱サラ後の簡単な紹介です。

私が、農薬や化学肥料を使わない有機農業を目指したのは、自分が今までしてきた仕事や、息子が誕生したことが大きく影響しています。

参考:管理人の横顔で私の経歴を詳細に話しています。

コネなし経験なしで初めた無謀な有機農業

僕は、脱サラした3ケ月後には、勝手に一人で有機農業を初めていました。

同時に飲食店も立ち上げて経営しています。

なぜ、一般の農業ではなく有機農業を考えたのか?自分が農薬や化学肥料を使って育てた野菜を食べたくないし、お客様にも食べてもらいたくなかったからです。

なぜ、同時に飲食店も立ち上げたのか?理由は単純で、自分の作った有機野菜をお客様が食べるのを目の前で見たかったからです。

<ここに至るまでの経緯>

●サラリーマン時代に3年かけて畑を探しました。

自分で作った有機野菜をレストランで提供したいと考えていたので、飲食店ができる場所も畑とセットで探しました

●運良くそのような場所が見つかり「やさいの庭 Chiisanate」というオーガニックレストランを作ってお店の経営と農業をセットで始めました。

自分を追い込むために有機jas認証を取得

初めは、農薬や化学肥料を使わずに有機農業をしていたのですが、より質の高いお客様を裏切ることのない野菜を作りたいと思い、有機jas認証を苦労して取得しました。

参考:どのように苦労したのか?その過程を以下の2記事で詳細に解説しています。

 ⇒⇒失敗しない有機jas認証を取得する方法【僕の実体験です:1年目】

 ⇒⇒失敗しない有機jas認証を取得する方法【僕の実体験です:2年目】

会社を辞めたとき、私は「脱サラ有機農業」の厳しい現実を、全く分かっていませんでした。

脱サラ農家の有機野菜(過去3年間の記録)

実際に、脱サラ農家である素人の私が、有機農業で野菜を作ってみてどうなったか?

1年目の有機農業:自己流有機栽培

1年目は、有機堆肥をたっぷり使い野菜を作りました。

有機jas認証など受けていない、自己流有機農業でした。

野菜はそれなりに大きく育ちましたが、害虫や虫食いがひどく毎日畑での虫取りです。

収穫した後も、妻と二人で害虫が野菜に付着していないか膨大な時間をかけチェックをしていました。

綺麗な野菜のみをレストランで使いましたが、お店と畑を行ったり来たりの毎日で体力的にきつかったです。

2年目の有機農業:有機jas申請に向けて

知り合いの有機農家に相談すると、害虫が多発する原因は、野菜の中に肥料が残っていてメタボ野菜になっているからと言われます。

参考:野菜の選び方を間違っていませんか?色の濃い野菜は栄養価が高い?

ここで有機堆肥の与えすぎと気付き、有機堆肥さえ散布しないようにしました

次の年に、有機jasの申請をしようと考えていたので、審査にひっかかるような余計なことは極力したくなかったのも、無肥料栽培を行う理由でした。

この年にようやく、完全に農薬と肥料を断ち切ったのです。

するとどうでしょう。

1年目よりも野菜はわずかに小さくなりましたが、虫食いはほとんどなく綺麗な野菜が採れ始めました。

初心者でも、有機農業は簡単だと思った2年目でした

3年目の有機農業:有機jas認証取得年

ところがです

同じように3年目に野菜を作ると、状況は一変します

収穫する野菜がどれもとても小さく、葉物も養分不足で黄色く、何らかの欠乏症害がでるようになります。

玉ねぎはピンポン玉のような小ささで、大根も肌が汚く小さい。

トマトやピーマンなどの果実も、去年とは比較にならないほど収穫量が落ちてしまいました。

結局、2年目に上手く育ったのは、1年目のたっぷり播いた堆肥の成分が土の中に残っていた事に気づきます

だから無肥料でも上手くいっただけで、その養分が完全に切れた3年目の畑は明らかな栄養不足だったのです

ちなみに、3年目のこの年に、有機jas認証を取得しました。嬉しいはずなのに、収穫量は大幅に減少し、気分的にも絶望感が漂う辛い年でした。

初心者は有機農業だけでは生活できない

結局3年目は、小さけど、辛うじてまともに生育している野菜だけを、レストランで料理の材料として活用して何とかしのぎました。

1年目、2年目もそうですが、野菜が厳しいときに助けてくれるのがレストラン業なのです。

もし、私が有機農家だけしていて、その野菜を直売所やスーパーに納品したり、どこかの飲食店の契約農家であったり、お客様宅に宅配していたら、全ての関係者に迷惑を掛けるし、私自身の収入もほぼ0です。

巷では、「有機農業は儲かる」とか書いてある記事もありますが、そんな簡単なものではなく、私の体験が現実です

私のように素地が全く無く、0から全てを一人でしようとすると、お金はさほどかかりませんが、高い確率で失敗すると思います。

私も飲食店をしていなかったら、とっくの昔に消えていた(有機農業は辞めていた)と思います。

脱サラ有機農業で失敗しないためには

脱サラ就農&レストラン経営で取材を受けた管理人

もし、これからサラリーマンを辞めて、有機農業を目指す方がいらっしゃれば、お伝えしたい大切な2つのことがあります。

それは、自分のお客様を見つけることと自分が作った有機野菜に付加価値をつけることです。

自分のお客様を見つける

私もそうでしたが、初心者がよく勘違いするのが、栽培技術だけに着目していることです。

有機で安全な味の濃い野菜を作れば、「自然とお客様が野菜を買ってくれるはず」と思い込んでいます。

もちろん、栽培技術は有機農業にとってもとても大事なことです。

しかし、もっと大切なことは自分のお客様を見つけること

なぜ、世の中にたくさんある有機野菜の中でなぜ、あなたの野菜でなければいけないのか?

これをあなたが説明できて、PR活動を行い、あなたのファンを作る必要があるのです。

偉そうなことをい書いていますが、実は私もできていません。

有機野菜に付加価値をつける

お客様を見つけると同時に行うのが望ましいのは、有機野菜単体を売るのではなく、その野菜に何かひと手間加えることです。

人間は基本的に、比較しながら人生を送っています。

学校選び、就職先選び、結構相手選び、色んな場面でそれぞれ比較しながら生きているのです。

購買活動も同じで、お客様は、今まで見た野菜の値段とあなたが付けた有機野菜の値段を比較して選びます

例えば、あなたが作った有機大根が1本180円で、普通の大根が100円だったとします。

先程のお客様を見つけるでお話しましたが、この80円の差をお客様に理解してもらう必要があります

しかし、これが中々難しいです。

お客様は、どうしても今まで見てきた1本100円が頭にインプットされているからです。

そこで、例えば、有機大根を加工して有機調味料を使った有機大根の漬物を作る。

これだと、消費者は簡単に比較が難しくなります。

付加価値の付け方は、人によって様々です。

私のように、農家レストランをしている方もいれば、加工食品を作っている方もいらっしゃいます

要は、あなたが作る有機野菜をただの農産物に終わらせないことが重要だと思います。

まとめ

少し厳しいことも書きましたが、私も3年目の新米有機農家として、毎日悪戦苦闘しています。

 

不思議なことに、このような苦労をしても「脱サラ有機農業をして良かったと思っています」。

意味のない会議や飲み会もなく、自分のペースで仕事ができ、かつ、自分の作る有機野菜を求めてくれるお客様がいるからす。

 

脱サラ農業をしていて、後悔をしたことは一度もありません。

 

始める前は不安で一杯で、何をどうしたらよいか全く分かりませんでした。

でも、一つだけ言えることは、悩んでいても一歩も前に進まないことです。

 

 

とりあえず行動し、その世界に飛び込みもがいている最中に、見えてくるものが必ずあります

有機農家の皆さんは、そこを一つ一つ改善しながら日々の生活を送っているのです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

【耳寄り情報】

小規模有機農家である僕が、どのようにお客様を見つけていったのか?実際の売上金額や資金調達、物件探しや顧客の見つけ方など何かと役立つ情報です。ちょっぴり覗いてみませんか?

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