脱サラで有機農業は成功するのか【リアルな経験者のアドバイス】

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✔本記事の想定読者

・脱サラ農業するなら、付加価値の高い有機農業を初めたい

・でも、成功するか不安で一歩が踏み出せない

・脱サラ有機農業の経験者から具体的な体験談を聞けないかな?

この記事は、上記のような不安や悩みを抱いている方向けの記事です。

✔本記事の内容

・脱サラで有機農業は成功するのか【リアルな経験談】

脱サラで有機農業は成功するのか【リアルな経験談】(説明画像)

・脱サラ有機農業で成功する方法=100円を200円の価値にする

脱サラ有機農業で成功する方法=100円を200円の価値にする(説明画像)

✔記事の信頼性

この記事を書いている僕は、脱サラして有機農業を始めて今年で4年目です。

あなたと同じで全くのゼロからスタートして、生計を立てているので記事の信頼性は高いと思います。

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脱サラで有機農業は成功するのか【リアルな経験談】

脱サラ有機農業は成功するのか?この質問に対して僕は、YESといいます。なぜなら、僕自身が脱サラして、有機農業を実践し生活できているからです。

・【失敗談】脱サラで有機農業をするなら本物を目指すべき

脱サラした後の僕は大きな勘違いをして失敗しました。今思えば、当たり前なのですが、有機農業を志すものは、よく陥る間違いですね。

⇒【実体験】消費者は「有機農業」だけで見向かない

・有機農業は、健康志向の消費者が興味を持ってくれるはずだ

・有機農業は、慣行農業より付加価値があるので農産物は高く売れるはずだ

このように考え、僕は農薬や化学肥料を使わずに有機野菜を作りました。

そして、目の前のお客様に対して、「付加価値の高い野菜」であることを自らツラツラと説明していました。

でも、お客様から見向いてもらうことは出来ませんでした。なぜなら、僕と同じように考えて有機農業をしている多くの農家と、差別化ができていなかったからです。

消費者から見れば、「農薬・化学肥料不使用」の野菜はたくさんあって、僕の野菜を選ぶ理由がなかったのです。

⇒2種類ある有機農業【本物になり本物の消費者を相手にしよう】

有機農業を志す上で必ず知っておく必要があるのが、「有機JAS認証制度」です。

 

正規の有機農産物は、作り方や栽培管理の仕方などがjas法という法律で定められています

一方、国が認めていない非正規の有機農産物は、あくまでも自称有機農産物です。

 

要するに、有機農業には国が認めた正規の有機農業と、国が認めていない非正規の有機農業があるということです。

参考:有機野菜と無農薬野菜の違い【正規の有機野菜とは法律が絡みます】

 

健康志向の意識が高い本物の消費者は、この違いを知っています。

なので本物の消費者は、JAS以外の非正規の有機農産物に魅力を感じていません。

 

本物の消費者に自分の有機農産物を購入してもらうには、自分が本物の有機農業をする必要があります。

これに気付いた僕は、苦労して有機jas認証を取得しました。

>>有機JAS認証取得は難しい!【不合格した】僕が語る失敗しない方法

>>【完全ロードマップ】有機JAS認証の取り方:農家が手順を徹底解説

 

・栽培技術が未熟な上に難易度が高い有機農業

脱サラ直後は、その未経験さが故にとにかく試行錯誤が続きます。

さらに、有機JAS認証を取得すると、一般の脱サラ農業者より苦労は2倍ほどになると思います

なぜなら、JAS規格に適合させるために縛りが多く、以下のように一つ一つを確実に対応する必要があるからです。

・JASで使用可能な肥料しか使えない

・種まきから出荷まで、細かな栽培記録の整備が必要

・毎年、第三者から検査を受ける必要がある

上記は、ほんの一例です。ただでさえ、難しい農業が有機JASによってさらに難易度が高くなります。

ちなみに、僕自身の有機農業を振り返ると、以下のような感じです。試行錯誤の過程が分かるかと・・・

⇒脱サラ有機農業は試行錯誤が続く【僕の畑の話】

僕の脱サラ有機農業を試した結果を、簡単にお話しておきますね。試行錯誤の過程が分かると思います。

✓脱サラ農業1年目

:有機JAS認証は取得せず、自称有機農業でした。市販の有機肥料や堆肥をたっぷり使い野菜を作っていたため、とにかく害虫の被害がひどかったです。

ちなみに、肥料や堆肥の与え過ぎは、害虫被害の原因になります。

参考:野菜の選び方を間違っていませんか?色の濃い野菜は栄養価が高い?

✓脱サラ農業2年目

:有機JAS認証を取得するために、市販の堆肥や有機肥料の使用を止めました。害虫も少なくなり、野菜も立派に育ちました。

✓脱サラ農業3年目

:無事に有機JAS認証を取得しました。しかし、今度は肥料不足からくる養分欠乏で野菜はほとんど採れなくなりました

2年目に堆肥や肥料を使用せず野菜が立派に育ったのは、1年目に使った有機肥料や堆肥が土に残っていたからです。

3年目で肥料が切れた畑からは、例えば玉ねぎがピンポン玉程度の大きさにしかなりませんでした。結果、この年は大幅な減収です。

脱サラ有機農業で成功する方法=100円を200円の価値にする

この意味分かりますかね。僕は脱サラ後、この意味が分からずに迷走していました。

結局、農産物は味ではなく、他の部分に価値をつけ販売すれば売りやすくなります

そして、その価値に共感や魅力があるほど値段は高くなります

・お客様をあなたのファンにする【+夢を見せる】

脱サラ農業によくありがちなのが、栽培技術だけに傾注してしまうことです。

でも、安全で高品質な野菜だけでは、お客様を振り向かせることはできません。自分でお客様を見つける努力が必要なのです。

・たくさんある有機野菜の中でなぜ、自分の野菜を選ぶ必要があるのか?

・自分の有機野菜を選ぶメリットは何なのか?

ここを徹底的にあなた自身の口から説明し、PRする必要があります。一度ついた固定客は、あなたのファンです。

ファンは野菜の味ではなく、あなたの考え方やストーリー性に共感し価値を感じていますので、通常100円の大根でも200円の値段で売ることができます

・付加価値を付ける【ただの野菜に一手間加える】

農業はとても不安定な職業です。有機農業になるもっと不安定になるでしょう。そんなとき、野菜に付加価値を付ける何かがあると最強です。

>>【経験者談】脱サラ農業で失敗しない方法【結論:農業に依存しない】

例えば、少し傷の入った(割れた)大根があったとします。

通常なら100円で売れる大根ですが、この場合20円程度、最悪売れない0円もありえます。この大根を以下のように考えたらどうでしょう。

・カットして漬物に加工する

・レストランで漬物料理として提供する

こうすることで、売れない傷物大根でも200円程度の価値を持つようになります。

僕はレストランも運営していますが、自分が作った有機野菜を料理として提供して付加価値を生み出しています

まとめ:僕は脱サラ有機農業を後悔していません

ただでさえ難しい農業を、難易度の高い有機農業で挑戦するのは勇気がいります。「有機農業=勇気農業」と言われる理由です。

 

紆余曲折ありましたが、僕は脱サラ有機農業を後悔していません

 

確かに、脱サラ有機農業は苦労も多いのが事実です。

でも、その苦労を乗り越えると一般の農家が見ることの出来ない世界があると、僕は信じています。

 

ファンが、自分の作った野菜を求めて買ってくれる。これは、サラリーマンでは味わえない醍醐味があります。

そして何より、自分の生み出した商品(サービス)に価値を感じてお金を払ってくれるお客様がいることが大きな自信になります。

 

あなたの脱サラ有機農業が、上手くいくことを願っていますね。

もし、あなたが本気で有機JAS認証の取得を考えているのであれば、以下の記事をご覧ください。必ずあなたの役に立つはずですから。

>>【完全ロードマップ】有機JAS認証の取り方:農家が手順を徹底解説

 

【関連記事】

脱サラした小規模有機農家である僕が、どのようにお客様を見つけていったのか?実際の売上金額や資金調達、物件探しや顧客の見つけ方など何かと役立つ情報です。ちょっぴり覗いてみませんか?

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