安い食材に安い食事、コスパ重視の食で低下する日本の国力

オーガニックレストラン「やさいの庭 Chiisanate(ちいさなて)」を経営しているyoshikiです。

最近の食べ物の価格の安さは、ちょっと異常ではないか?

リアル店舗でもネットでも、そんな風に感じるのは私だけではないはずです。

・食べ物は安ければ安いほどいいよね?

・食べ物が安いことによるメリトットは分かるがデメリットは何なの?

・食べ物が安くなって困るヒトはいるの?みんな嬉しいはずだよね?

この記事は、以下のようなことを考えている方のために書きました。

安い食材や安い食事など、いわゆるコスパ重視の食べ物は、誰かの我慢や犠牲の上に成り立っています。そして、それが続くと国力は次第に低下していきます。

記事を読めば、コスパ重視の食から目を覚まし、日本を立て直すことが出来るのは私達消費者しかいないことが分かります。

誰もが損をしない、元気な日本であるためには、私達消費者が食について正しい知識を持っておく必要があります

それでは早速、今日のお話を進めていきましょう。

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コスパ重視でどこまでも安くなる食べ物

チラシや店内でよく目にする「激安」。

そして、最近よく耳にするようになった「コスパがいい」。

これは家電製品や日用品に限ったことではなく、私達が食べる「食品」についても同じことが言えます。

激安弁当や激安ハンバーガー、価格破壊の卵やお肉など例を挙げればきりがありません。

一体、この国の食べ物の価格はどこまで下がるのでしょう?

過去に長引いた不況の影響なのか、今の日本では明らかに「食べ物はやすければ安いほど好ましい」といったマインドが染み付いています

私は家電製品業界や日用品業界の人間ではないので、他業種については何も言えませんが、食については確実に言えることがあります

それは、

「安い(コスパがいい)食べ物にはそれなりの理由があり、決していいことばかりではない」ということ

以下のセクションで詳しく解説していきます。

食のコスパ重視が生む問題

「食べ物が安ければ安いほど、消費者にとって好ましい」と思っていませんか?

実は、コスパ重視の安い食材や食事は、誰かが損をしなければ実現しない仕組みになっています

もちろん、「コスパがいい」と言って喜んで購入する消費者も損をしています

そこには、どのような問題があるのでしょうか?

「食を作る側」が抱える問題

野菜で言えば生産者、食品であれば製造する企業を「食を作る側」と位置づけます。

多くの「食を作る側」は、自分たちの製品をスーパーなどのお店に置いてもらう必要があり、直接、お客様に製品を売ることができません

これは、価格の決定権がスーパー側にあることを意味します

「今日は特売日だから安くして下さい」、「そんな高い値段じゃお客様は買ってくれませんよ」、「他にも安く良質な製品がありますのでお宅との取引は結構です」

食を作る側は大手スーパーからこのような圧力を常に受けていて、自分たちが作った製品を買い叩かれているのです。

適正な価格を自分たちで付けられず、買い叩かれると「食を作る側」は利益を残すことが難しくなります

利益を残すためには、社員のリストラ化学肥料や農薬使用食品添加物の使用原価が極めて安い食材(劣悪な食材)の使用など、極限の状態まで追い詰められます。

行き過ぎたコストカットを迫られるため、まともな作り方をしていたら利益は残らずに事業は破綻してしまうのです。

そして、消費者の身体のことを考え、よい素材から、よい作り方で、よい製品を作る本物の農家や企業はこの世から姿を消していきます

消費者側が抱える問題

消費者は、安い食品を購入してとても喜んでいます。

しかし、「食を作る側が抱える問題」を読んだあなたは、決して喜ぶべきことではないと分かるはずです。

結局、安い食品を購入した代償として、化学肥料や農薬使用、食品添加物の使用、原価が極めて安い食材(劣悪な食材)が大量に使用された食べ物を口にする羽目になります

このような食べ物を食べ続けた結果が、今の日本でアレルギー患者や生活習慣病患者、味覚音痴などを増やしてしいる原因の一つとなっているのです。

そして、その病気を治療するために、日本全体で莫大なお金が注ぎ込まれています。

安さを求めるツケは、必ず消費者自身に返ってくることを頭に入れておいて下さい

「食を作る側」の行き過ぎたコストカットのため、今の日本の「食」や日本人の身体は、明らかにおかしく病んでいます

コスパ重視が食の偽装を生む

あなたはなぜ、生産者や企業が偽装をするか考えたことはありますか?

賞味期限の改ざんや原材料の嘘の表示など、偽装にも様々な種類があります。

明らかに私達消費者を騙すこれらの行為は、決して許されるものではありません。

しかし、これらの行為を生むきっかけを遡って考えてみると、

偽装は利益を増やす・確保するために行う

なぜ利益を増やす・確保する必要があるのか?

→利益の出ないギリギリのラインで生産するから

→なぜ、利益の出ないギリギリのラインでの生産になるのか

→製品を置いてくれるスーパーから買い叩かれるから

→なぜ、スーパーは買い叩くのか?

→消費者が安い食べ物しか購入しないから

結局、私達消費者が事の発端になっていて、スーパーなどを通して間接的に生産者を買い叩いているのです。

「食を作る側」の偽装は決してよくありません。

しかし、このような食の安全性を揺るがす事件は、安さを求める私達消費者に問題がある場合が多いのです。 

食の低下は国力の低下

ここまで、コスパ重視の安い食材の弊害を書いてきました。

食べ物は「安ければいい」と捉えられがちですが、その裏には消費者の身体の健康面の問題の他、企業の偽装(不祥事)やリストラ、製造者の倒産など、日本経済にも大きな影響を及ぼしています。

子供の食事と学力低下の問題寂しく食事をする孤食の問題庭から手作り料理が消えていく中食問題、そして今回取り上げたコスパ重視の食の問題

食に関係する問題は実にたくさんあって、その問題一つ一つが国の力(国力)と大きく関係しています

国力とは単に軍事力やGDPを指すだけでなく、国民の健康や、社会経済が立派に循環して、国民皆が幸せに生活できた上での国力だと私は思うのです。

そして、その根幹になっているのが私達の身体を作る「食べ物」なのです。

その食が病んでいれば、国自体も病んでしまうのは当然のことです。

まとめ

コスパ重視の食から目を覚まし、日本を立て直すことが出来るのは私達消費者しかいません

ここまで読んでいただいたあなたであれば、それが分かるはずです。

日本の食がここまで地に落ちてしまった原因は、私達消費者の食卓と農や食の現場が遠くなってしまったからです。

食べ物を購入するとき、口にするときに以下の事を是非考えてみて下さい。

・一体この食べ物は誰がどこでどのように作ったのだろう?

・この食品にはどのような食材が使われているのだろう?

コスパ重視の食べ物は、このようなことを考えられなくなった消費者自身が生み出しているのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

~関連記事~

食卓と農や食の現場が遠くなってしまった今、消費者側の知識の欠如を「食と農が切り離された悲劇~クレームから見えてくる今の食事情」で紹介していますのでご参考下さい。

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